「人工知能」関連が8位、ZHDとLINE統合でAI開発に巨額投資<注目テーマ>
1 アンモニア
2 半導体
3 旅行
4 再生可能エネルギー
5 水素
6 2020年のIPO
7 仮想通貨
8 人工知能
9 デジタルトランスフォーメーション
10 電気自動車関連
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「人工知能」が8位となっている。
人工知能(AI)はあらゆる産業とリンクして技術革新の原動力となっている。ビッグデータとの相性が良く、自動運転をはじめ金融・フィンテックやヘルステック(医療)など先端分野で急速に活躍機会を増やしており、株式市場でも折に触れテーマ性を発揮し、関連銘柄物色の動きを誘発する。
AIが人類の知能の総和を超えるとされるシンギュラリティが2045年に訪れるとされるが、世界的にも米国と中国を中心にAI技術を巡る覇権争いが先鋭化していくことは必至の情勢だ。日本国内に視点を向けても、国策として推進する「スーパーシティ」構想は、AIやビッグデータを活用して先端技術を融合させた街づくりを目指すことがコンセプトとなっており、官民を挙げての取り組みが今後加速することになる。
直近ではZホールディングス<4689.T>とLINEの経営統合が1日付で完了したが、今後の方針として、国内でキャッシュレス決済を統一して基盤を固めるとともに、AI開発分野中心に5年間で5000億円を投資し業容拡大を図る構えだ。ZHDの不退転の決意が伝わるが、AI分野で後れをとることはネット系企業にとって死活にかかわる問題だ。また、一般企業にとっても程度の差こそあれAI導入は経営上不可避であることに違いはない。株式市場でも、ウィズコロナ時代にAI関連株の存在感が一段と高まることが予想される。
関連銘柄としてはブレインパッド<3655.T>、ALBERT<3906.T>、FRONTEO<2158.T>、HPCシステムズ<6597.T>、メタップス<6172.T>、ユーザーローカル<3984.T>、PKSHA Technology<3993.T>、サイジニア<6031.T>、サイオス<3744.T>、メンバーズ<2130.T>、ホットリンク<3680.T>、JIG-SAW<3914.T>などが挙げられる。
出所:MINKABU PRESS
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