<動意株・4日>(大引け)=日基技、インフォMT、レンゴーなど
インフォマート<2492.T>=続伸。1日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに本拠を置く投資ファンド、シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズの保有割合が19.24%から20.34%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為を行うこともあり得るとしており、報告義務発生日は2月22日となっている。
レンゴー<3941.T>=急反発。前週末1日に段ボール、紙器製品を値上げすると発表。収益押し上げ効果を期待した買いが入ったようだ。4月1日納品分より、現行から10%以上の価格改定を行う。物流コストや労務費などコストアップ要因が発生するなか、同社はコストダウンに取り組んできたが、自助努力のみでカバーすることは極めて困難な状況と判断した。
QPS研究所<5595.T>=ストップ高。前週末1日の取引終了後、防衛省から新たに宇宙領域の活用に必要な共通キー技術の先行実証に向けた衛星の試作を受注したと発表したことが好感された。受注金額は56億4900万円で、納期は28年5月期中を予定しているという。なお、同案件の受注により生じる見込み先行費用が24年5月期業績に与える影響は、既に業績予想において想定した不確実性などの想定の範囲にとどまると見込んでいる。
AVILEN<5591.T>=物色人気集中。同社は人工知能(AI)ソフトウェアの開発のほか、AI人材育成支援のビルドアップパッケージを企業向けに展開する。ソフトウェアでは自社開発した生成AIをはじめとする技術コアモジュールの「AVILEN AI」で高い評価を獲得、AI人材育成でも高水準の需要を獲得している。米国ではエヌビディア<NVDA>株が大きく株価の居どころを変えており、これに追随してAI関連株が1日で数十%高に買われるケースも珍しくない。東京市場でもこの流れを引き継いで、成長性の高いビジネスモデルを有するAI関連株への買いに弾みがつく状況となっている。
ホッカンホールディングス<5902.T>=上値指向継続。飲料や食品などの缶やペットボトルなどの製造大手だが、ペットボトルが昨年の残暑の影響もあって堅調に推移し業績に貢献、合理化努力なども寄与して足もとの業績は会社側の想定を上回って推移している。前週末1日取引終了後、24年3月期通期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の30億円から43億円(前期は4億5600万円の赤字)に大幅上方修正しており、これがポジティブサプライズとなった。また同日、インドネシア子会社における生産ラインを増設(投資予定額は71億4000万円)することも併せて発表、これも将来的な成長力の強化につながるものとして株高を後押しした。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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