東京株式(前引け)=足もと円安傾向で朝安後プラス圏に切り返す
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場がクリスマスの振り替えで休場となり、手掛かり材料難のなか安く始まったが、売り物も薄くその後は押し目買いに切り返す展開となった。日経平均は前日まで小幅ながら3日続落しており、東証1部の騰落レシオも過熱ゾーンにあるとはいえ135%台まで低下していたことで、足もとはリバウンド狙いの買いが優勢となっている。銀行株が堅調な動きをみせたほか、前場取引時間中に為替市場で1ドル=117円40銭近辺まで円安に振れ、自動車などの輸出株が下げ止まったことも全体相場の下支え効果をもたらした。
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクがしっかり。小野薬品工業<4528.T>も買いが優勢。ジャパンディスプレイ<6740.T>が朝安後プラス圏に切り返したほか、牧野フライス製作所<6135.T>も高い。このほか、短期資金の買いを集め東京個別指導学院<4745.T>が続急伸となっている。半面、東芝<6502.T>が急落となり、任天堂<7974.T>、ブイ・テクノロジー<7717.T>も軟調。オルトプラス<3672.T>が朝高後急速に値を崩したほか、三桜工業<6584.T>も利益確定売りに安い。レンゴー<3941.T>も売りに押された。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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