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2024/11/26 - クラウドW(3900) の関連ニュース。*12:33JST クラウドW Research Memo(3):強みは人材プラットフォームの運営とマッチングビジネスの両立■クラウドワークス<3900>の事業概要1. マッチング事業マッチング事業は、主に日本最大級のオンライン人材プラットフォーム「クラウドワークス」を運営するプラットフォーム領域と、企業とフリーランスや副業人材などの個人をマッチングするエージェント領域により構成される。1) プラットフォーム領域プラットフォーム領域では、企業が同サービスに登録した仕事の依頼に個人が応募し、個人のスキルや条件が仕事依頼

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クラウドW Research Memo(3):強みは人材プラットフォームの運営とマッチングビジネスの両立

配信元:フィスコ
投稿:2024/11/26 12:33
*12:33JST クラウドW Research Memo(3):強みは人材プラットフォームの運営とマッチングビジネスの両立 ■クラウドワークス<3900>の事業概要

1. マッチング事業
マッチング事業は、主に日本最大級のオンライン人材プラットフォーム「クラウドワークス」を運営するプラットフォーム領域と、企業とフリーランスや副業人材などの個人をマッチングするエージェント領域により構成される。

1) プラットフォーム領域
プラットフォーム領域では、企業が同サービスに登録した仕事の依頼に個人が応募し、個人のスキルや条件が仕事依頼内容に合致すればマッチングが成立する。企業はプラットフォームに登録する個人(クラウドワーカー)の中から必要な時に必要なスキルを持つ人材に仕事を依頼することができ、個人は自ら顧客開拓を行うことなく仕事をする機会を得ることができる。マッチング後も、原則的にオンラインで成果物の納品・検収・報酬の決済が行われるため、個人にとっては時間や場所にとらわれることのない働き方を実現することができる。これにより、子育てや介護などを理由にフルタイムでの勤務が困難な人、より自由なライフスタイルを求めるエンジニア・クリエイター、副業や兼業希望者等に対し、新たな活躍の場を提供している。同領域の収入は主にシステムの利用料である。企業が支払う業務委託料のうち5~20%をシステム利用料として売上計上する。

2) エージェント領域
エージェント領域では、事業を推進するために必要なエンジニアやデザイナーなどの専門人材や事務アシスタントなどをマッチングする「クラウドワークス エージェント」や、既に正社員として働いているハイクラスなビジネス人材を副業形式でマッチングする「クラウドリンクス」などのサービスを運営している。同社のセールスが顧客企業から経営課題をヒアリングし、人材面で何が不足しているのかを明確化したうえで、同サービスに登録しているフリーランスや副業人材などのプールの中から能力や経験などの点で充足している人とマッチングを行う。同領域の収入は、マッチングを行ったフリーランスなどの月々の稼働時間業務委託料から受注者の報酬を差し引いた金額を売上として計上する。

マッチング事業において現在特に強化しているのは、副業人材向けのエージェントサービスである。副業を許可する企業の増加、週休3日・4日制度の導入企業の増加、リモートワークの普及などに伴い、副業を行う正社員が急拡大しており、企業に所属するハイスキル人材がフリーランス市場に流れ始めている。同社は2020年1月に副業・兼業マッチングサービス「クラウドリンクス」を開始し、2023年4月には正社員の副業人材特化のマッチングサービスを運営するシューマツワーカーを買収して連結子会社化した。

エージェント領域のKPI※は顧客社数/1社当たり単価・売上総利益率であり、2024年9月期第4四半期(7~9月)実績は、顧客社数が前年同期比17.7%増の2,392社、1社当たり単価が同16.0%増の1,658百万円、売上総利益率が同1.9ポイント増の36.2%と改善した。今後も転職ではなく副業で新たな仕事にチャレンジするワーカーを支援するサービスを拡充する計画である。

※ Key Performance Indicatorの略。重要業績評価指標。

2. ビジネス向けSaaS事業
同社は、2020年3月より企業向けの工数管理及びプロジェクト管理ツール「クラウドログ」などをSaaSの形で提供している。「クラウドログ」は従業員の業務における工数を収集し、企業の働き方を見える化するツールであり、生産性向上を支援する。同サービスは月額課金制であり、サービス利用料を売上として計上する。

3. 事業セグメント別売上高・営業利益構成比
同社の2024年9月期の売上総利益の構成比は、マッチング事業が89.1%(うち、プラットフォーム領域が26.8%、エージェント領域が73.2%)と、同社が特に強化しているエージェント領域の構成比が高く、ビジネス向けSaaS事業が10.9%、その他事業は0.1%と続く。営業利益は、ビジネス向けSaaS事業の営業赤字が継続しており、マッチング事業が利益の大半を稼いでいる。マッチング事業の営業利益構成比はプラットフォーム領域が22.8%、エージェント領域が77.2%である。

4. 強み
同社の強みは、豊富なクライアント・人材プールを持つ人材プラットフォームの運営とエージェントによるマッチングビジネスの両方を有していることである。これによりプラットフォームでワーカーを獲得し、顧客企業のニーズに特化したエージェントサービスを領域ごとに立ち上げ、経営課題に沿った人材ソリューションが提供できる。同社のプラットフォーム「クラウドワークス」に登録している2024年9月期末時点の登録クライアント数は100.6万社、登録ワーカー数は672.2万人と積み上がっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林 拓馬)

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配信元: フィスコ

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