1. 2024年4月期第3四半期の業績動向
フリービット<3843>の2024年4月期第3四半期の業績は、売上高39,992百万円(前年同期比16.9%増)、営業利益4,670百万円(同47.4%増)、経常利益4,592百万円(同54.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,868百万円(同73.2%増)となった。ただし当第3四半期の業績には、連結子会社で集合住宅向けインターネットサービスを主力とするギガプライズ<3830>及びその子会社のギガプライズグループ(以下、GPG)の決算日が3月31日から4月30日に変更されたことに伴い、GPGの2024年4月期第1四半期が4月~7月の4ヶ月変則決算として取り込まれている。この影響額を除いた2024年4月期第3四半期の業績は、売上高が38,260百万円(前年同期比11.8%増)、営業利益が4,272百万円(同34.9%増)、経常利益が4,196百万円(同41.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が2,711百万円(同63.7%増)となり、実質ベースでも売上高・各利益ともに大きく伸びた。なお、同社はGPGの変則決算を理由に、決算短信に前年同期比増減率を記載していない。
同社は2024年4月期を最終年度とする3ヶ年中期経営計画『SiLK VISION 2024』を着実に実行する一方、2024年4月期を次期中期経営計画『SiLK VISION 2027』に向けた2回目の「Transformation Term」と位置付け、5Gやweb3などの急速な技術革新に対応するためにポートフォリオの最適化に向け、組織戦略、人事戦略、事業戦略などの再点検を実施した。この結果、5G生活様式支援事業ではGPGの集合住宅向けインターネットサービス、企業・クリエイター5G DX支援事業では(株)フルスピードの主力事業であるアフィリエイトサービスが好調に推移し、5Gインフラ支援事業も堅調だったことから、売上高は2ケタ増収となった。こうした増収効果に加え、同社事業の多くが継続課金収入で固定費が肥大化しにくい事業で占めていること、スマートフォンサービス「トーンモバイル」のマーケティングコストが一巡し戦略投資の伸びが落ち着いてきたことなどから、販管費の伸びが低位に留まり、営業利益は大幅な増益となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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