■システナ <2317> 389円 (+18円、+4.9%)
システナ <2317> [東証P]が大幅反発。21日の取引終了後、取得上限500万株(自己株式を除く発行済み株数の1.37%)、または20億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は8月22日から10月31日まで。これが手掛かりになった。あわせて、9月20日付で2500万株(発行済み株数の5.54%)の自社株を消却すると発表した。
■西松屋チェ <7545> 2,509円 (+103円、+4.3%)
西松屋チェーン <7545> [東証P]が大幅高で5日続伸。21日の取引終了後、8月度(7月21日-8月20日)の月次売上高速報を発表。既存店売上高は前年同月比6.3%増と2ヵ月連続で前年実績を上回っており、好感されたようだ。気温の高い日が続き、夏物衣料の売り上げが大きく伸びた。また、育児・服飾雑貨も好調に推移した。なお、全店売上高は同9.0%増だった。
■石原ケミ <4462> 2,532円 (+102円、+4.2%)
石原ケミカル <4462> [東証P]が大幅高。21日の取引終了後、5月16日から実施している自社株取得枠の上限を現行の25万株または5億円から37万株または9億円に変更すると発表。これを好感する買いが入った。同日、取得枠のうち22万株を22日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で買い付けることも明らかにした。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、石原ケミは22日に買い付けを実施し、21万6600株の取得を完了した。なお、取得期間は10月31日までと変更はない。
■日シス技術 <4323> 1,719円 (+66円、+4.0%)
日本システム技術 <4323> [東証P]が大幅反発。21日の取引終了後、共済組合に対して保険者業務支援システム「iBss(アイビス)」のプロダクトの一つである「被扶養者資格調査システム」の提供を開始したと発表。健康保険組合と同様に共済組合においても、保険者業務において年間で最も負荷が高い業務である被扶養者資格調査の業務効率化を図りたいとの要望があることに対応する。「被扶養者資格調査システム」の導入によって、多数の事業所のデータ集計工数削減、原紙管理のセキュリティーリスク低減につながり、組合員の作業負担・ストレスの軽減、セキュリティーレベルの向上、更にはデータの一元管理が可能となるという。
■マクロミル <3978> 805円 (+28円、+3.6%)
マクロミル <3978> [東証P]が大幅反発。同社は22日、定性調査におけるセルフ型オンラインインタビュープラットフォーム「Interview Zero(インタビューゼロ)」の提供を開始したと発表しており、株価の押し上げ材料となったようだ。このサービスでは、国内最大規模である130万人の自社パネルに対してリクルーティング(インタビュー対象者の募集)することができ、多種多様な消費者に対してインタビューすることが可能。今後は発言録や要約の自動化、パネル数の更なる拡大、定量調査の結果から特定のパネルをリクルーティングできる機能などの追加開発を予定しているという。
■ウエストHD <1407> 2,443円 (+85円、+3.6%)
ウエストホールディングス <1407> [東証S]が大幅高で3日続伸。22日午前10時ごろ、24年8月期の配当予想を55円から65円(前期55円)に増額すると発表した。今年度にこれまで立ち上げに時間を要していた非FIT発電所開発販売事業が軌道に乗り、相応の規模の実績を示せる水準となったため。これを好感した買いが入った。
■プレイド <4165> 1,042円 (+35円、+3.5%)
プレイド <4165> [東証G]が大幅反発。22日、同社が手掛けるCX(顧客体験価値)プラットフォーム「KARTE」シリーズに関し、トリドールホールディングス <3397> [東証P]が展開する「丸亀製麺」の国内全店舗において導入されたと発表。大手外食チェーンでの採用を評価した買いが入ったようだ。丸亀製麺の来店客が会計時に受け取る「うどん札」またはレシートに印字された二次元コードから遷移するウェブサイトをもとに、KARTEを通じてアンケートを表示し、顧客からの評価を収集。次回来店時に使用できるクーポンを丸亀製麺アプリ経由で付与するとともに、KARTEが集めた顧客の感動スコアを丸亀製麺のビジネス・インテリジェンスツールに自動連携し、各店舗にフィードバックすることで、CXの改善につなげる。
■JINSHD <3046> 4,930円 (+125円、+2.6%)
ジンズホールディングス <3046> [東証P]が反発。同社は眼鏡製造・販売の大手で専門店「JINS」を全国展開する。コロナ禍収束を追い風に業績回復トレンドを突き進み、今24年8月期通期の営業利益は前期比3割増の63億円を予想。配当も前期比増額を見込む。足もと第3四半期累計の営業利益は前年同期比37.5%増の50億6000万円で通期予想に対する進捗は良好だ。好調な業績を背景に株価は上値追いの動きを続けている。
■グローリー <6457> 2,576円 (+51円、+2.0%)
グローリー <6457> [東証P]が反発。岩井コスモ証券は21日、同社株の投資判断「A」と目標株価3300円を継続した。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比2.5倍の105億5700万円と良好な業績で着地。新紙幣対応と海外リテール市場向けが期初想定を上回った。これを受け、同社では25年3月期の同利益を220億円から265億円(前期比48.3%減)に上方修正したが、同証券では新紙幣対応などによる修正は保守的として275億円への更なる上振れも予想している。
■パークシャ <3993> 2,998円 (+57円、+1.9%)
PKSHA Technology <3993> [東証S]が反発。同社は22日、グループのパークシャ・コミュニケーションがオンラインゲーム特化型AIチャットボット「PKSHA Chatbot for Games(パークシャチャットボットフォーゲームズ)」をリリースしたことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。第1弾としてドリコム <3793> [東証G]のゲーム開発専用AI SaaS プラットフォーム「ai and(アイアンド)」に採用され、ドリコムが展開する「ダービースタリオン マスターズ」のカスタマーサポート機能に新たな機能として実装されたという。
■JT <2914> 4,165円 (+58円、+1.4%)
日本たばこ産業 <2914> [東証P]が反発。8月5日に年初来安値となる3453円まで売り込まれたが、そこからの戻りも早い。16日ザラ場には4200円台まで水準を切り上げ、その後は小休止を入れていたものの、足もとで再び投資資金の流入が活発化している。前日21日に米国第4位のたばこ会社であるVector Group(ベクター・グループ)を買収すると発表、24年12月期中に全株式を取得し、取得価額は日本円にして約3780億円となる見通し。今回の買収により出遅れている加熱式たばこなどで巻き返しを図る方針で、業容拡大効果に期待した買いを呼びこんだ。
■東プレ <5975> 1,864円 (+24円、+1.3%)
東プレ <5975> [東証P]が反発。21日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.32%にあたる68万株または12億5120万円を上限に、22日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表しており、これを好感する買いが入った。資本効率の向上を図るとともに経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的という。なお、東証の自己株式立会外買付取引情報によると、東プレは22日付で62万3000株の取得を完了した。
※22日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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