金融ソリューション事業の売上高は前年同期比7.0%減の10.56億円、セグメント利益は同13.9%減の3.19億円となった。既存の証券会社向けソリューション事業は堅調に推移しているものの、Web3関連の事業では期初計画通りの受注が積み上がっておらず遅れがでている。社内リソースの最適化を図り、金融ソリューション全体での受注の積み上げに注力していくとしている。
ビジネスソリューション事業の売上高は同24.1%増の2.12億円、セグメント利益は0.00億円(前年同期は0.20億円の損失)となった。経営統合管理プラットフォーム「GroupMAN@IT e2」における既存顧客からの追加開発案件の増加や、SIサービスにおける新規取引先へのサービス提供により、売上高は増収となった。損益面では、増収の影響により、損失から黒字化へと改善し、期末に向けて更なる上積みを進めていくとしている。
ヘルスケア事業の売上高は同21.2%減の0.81億円、セグメント損失は0.36億円(前年同期は0.33億円の損失)となった。当第3四半期の売上高はハナビラタケ製品のOEMによる売上高が前年同期に比べ減少したことにより、減収となった。損益面に関しては、減収の影響により、損失となった。特定の成分を含む健康食品を摂取した消費者に健康被害が起きた問題に由来する市場環境の悪化が当初想定よりも長引いている。期初計画に遅れがでているものの、機能性表示食品の届出番号の取得により、商品パッケージに科学的根拠に基づいた機能性を明記し、消費者により訴求力の高い商品を提供していくことは、商品の認知度向上、販売の拡大に寄与するという方針に変更がないため、スケジュールに遅れは生じているものの、引き続き、機能性表示食品の取得に向けて取り組んでいくとしている。
2024年9月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高は前期比7.9%減(前回予想比15.8%減)の18.53億円、営業利益は同49.9%減(同33.3%減)の1.00億円、経常損失は1.50億円(同1.62億円減)、親会社株主に帰属する当期純損失は0.91億円(同1.00億円減)としている。
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