クレセゾン<8253>:1463円(+48円)
大幅反発。クレディ・スイス証券では投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を2000円としている。システム移行や過払金返還請求などリスク要因が減少し、新中計や追加サービス開発案件に焦点がシフトしつつあるものの、ディスカウント解消は進んでいないと判断。IFRS移行後はヒストリカルな安値圏から回復余地があるとしている。成長性が回復すれば、さらなる増配の可能性も考えられると。
創通<3711>:2148円(+148円)
急伸で年初来高値。8月31日現在の株主を対象に優待制度を導入すると発表している。保有株式数に応じ、ガンダム・オリジナルQUOカード(500円分)1-3枚を贈呈する。また、19年8月期第2四半期累計(18年9月-19年2月)の営業利益は前年同期比5.9%増の13.63億円で着地した。メディア事業が落ち込む一方、ガンダムシリーズなどのライツ事業が伸長した。通期予想は前期比2.9%減の25.40億円で据え置いた。進捗率は53.7%。
CSP<9740>:5570円(+695円)
急騰。前日に前2月期の決算を発表、営業利益は34.1億円で前期比96.6%増益、従来予想の30.8億円を上回る着地になった。期末配当金も従来予想比2円増配となっている。また、今20.2期は39億円で同14.4%増益見通し。これは、もともとの中期計画で21.2期の計画水準であり、前倒し達成という形にもなる。さらに、期初から増配も計画しているほか、新たに発表した中期計画では、24.2期営業利益64億円を想定へ。
ローソン<2651>:5240円(-740円)
急落で下落率トップ。前日に前2月期の決算を発表、営業利益は608億円で前期比7.7%減益となり、従来予想の600億円はやや上回ったが、事前観測報道の水準で着地している。今2月期は608億円で同横ばいを計画、減益予想であった市場コンセンサスをやや上回っている。一方、今2月期の配当金は前期の255円に対して、150円に減配を計画。配当性向目標を50%に設定と配当方針を変更している。想定以上の減配をマイナス視する流れに。
mbs<1401>:1027円(-127円)
急反落。19年5月期第3四半期累計(18年6月-19年2月)の営業利益を前年同期比3.2%減の1.92億円と発表している。今後の支店展開に向けた人材採用投資に伴う人件費の増加などでホームメイキャップ事業が減益となったことが響いた。建築工事業も新築及び改修工事等が減少した。通期予想は前期比30.1%増の4.05億円で据え置いた。進捗率は47.4%にとどまっており、計画未達への懸念から売りが広がっている。
ファーストリテ<9983>:59840円(+4340円)
急伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は1729億円で前年同期比1.4%増益、第1四半期の同8.1%減益に対して、12-2月期は同20.6%増益に転じている。通期予想は2700億円から2600億円に下方修正しているものの、市場コンセンサス並みの水準であり、目先の悪材料出尽くし感につながっているようだ。在庫過多の状況も解消し、下半期以降の収益拡大を期待する動きが先行へ。
安川電<6506>:3890円(-20円)
3日続落。前日に発表した決算が嫌気されている。前2月期営業利益は498億円、第3四半期決算時に下方修正した水準の530億円を下回る着地になっている。12-2月期は81.3億円で前四半期比30億円程度減少、四半期ごとの水準低下が継続。また、今2月期は465億円で同6.6%減と連続減益の見通し、市場コンセンサスを10億円強下回っているとみられる。受注の減少傾向が続き、在庫も引き続き高水準で、保守的とも捉えきれない形に。
SHIFT<3697>:5160円(+300円)
大幅反発で年初来高値。19年8月期の営業利益を従来予想の14.00億円から15.00億円(前期実績12.00億円)に上方修正している。金融・流通業界を注力領域として定め、新規顧客の獲得と顧客内での拡大に取り組んだことが奏功した。また、新たにグループに参画した各企業も順調な業績が見込めるとしている。第2四半期累計の営業利益は前年同期比10.6%減の4.83億円で着地した。
エニグモ<3665>:2928円(+79円)
大幅続伸で年初来高値。東証の承認を受け、18日から第1部に上場市場が変更されると発表している。同社は「今後も業容の拡大と企業価値の向上を目指す」とコメントしている。5月末にTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられるため、パッシブファンドなどの需要を期待した買いが入っている。
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