MaaS関連として注目。
同社グループはその具体的な動きとして、国内の電車やバスの乗車券、観光施設の入場券、食事券、宿泊券など多様なチケットを、同社のアプリ「乗換案内」上で購入できるサービスを始めると3月に発表。
既述のようにMaaSの概念に基づいた施策で、20年東京五輪・パラリンピックの接近で、訪日外国人のさらなる増加が見込まれることを踏まえ、国内の観光・移動の利便性を高めるのが狙い。
サービス開始に向けて、現在は複数の交通事業者や自治体と交渉しており、その最初の提携事業者や自治体名の発表なども迫っているタイミングとの観測もあることから強力なポジティブ材料になると目されている。
システムの具体的な概要は、「乗換案内」に電子チケットを採用、予約・手配、決済機能までを備え、行きたい観光地を検索し、交通機関、レストラン、ホテルなどの予約・決済をワンストップで完了できる簡便さにあり、またチケットの電子化によって管理や精算の手間を減らせるメリットがある。
サービスの先進的な価値向上に伴い、ソサエティ5.0のなかで「乗換案内」が果たす役割と、予約・手配、決済の領域での新たな収益の獲得に同社グループの動向から目が離せない状況を迎えている。
また同社株は長きに渡り約500円程度から1000円程度のボックス相場が続いていたが現状このボックスは上放れし下値が切り上がった格好となっており次なるステージ2000円台定着となれば更に大台替えからの株価の倍化にも期待できるだろう。
更に株式市場では「新テーマ」と位置づけられたその後軸となる銘柄がその後株価が数倍に跳ね上がるケースが多くここを初動と捉えれば面白さも倍増するだろう。
目先は2000円のトップからの波乱な状況であるが丹念に押し目を拾ってみたい。