1. 会社概要と沿革
株式会社ロックオン<3690>は、現代表取締役社長の岩田進氏が2000年に自宅で創業した。起業当初は、請負でサイトを構築する業務が主力だったが、2004年に広告効果測定システム「アドエビス」、2006年にECオープンプラットフォーム「EC-CUBE」をリリースし、ツールベンダーとしての事業を開始した。2007年には「アドエビス」が国内シェアNo.1に、2010年には「EC-CUBE」が国内シェアNo.1になり、事業が軌道に乗る。2012年にはベトナムにオフショア開発拠点を開設。2014年に東証マザーズに上場を果たした。広告効果測定システムであったアドエビスは、年々機能を拡張し、2015年にはマーケティングプラットフォーム「アドエビス」として進化し、その利便性が高く評価される。2017年度の広告効果測定市場における同社の市場は42.9%と圧倒的なNo.1である。
岩田社長は、同社の開発をけん引してきたエンジニアであるとともに、マーケティング・営業においても陣頭指揮を執ってきた。独自の発想で新たな分野を開拓し、市場でトップシェアを獲得するその経営手腕には定評がある。日本にとどまらずに世界を視野に入れるベンチャー起業家である。
2018年2月には、「アドエビス」に実装されているユーザーの行動履歴を可視化し評価する「ヒト」を軸としたアクセス履歴解析機能に関する特許を取得。2018年10月には、EVERRISEより運用型広告レポート自動作成ツール「アドレポ」を事業承継し、サービスをスタートさせた。
2. 事業内容
同社の事業セグメントは、マーケティングプラットフォーム(PF)事業と商流プラットフォーム(PF)事業の2つである。
マーケティングPF事業は、インターネット広告の効率利用のための各種機能をクラウドシステムで提供する事業である。「アドエビス」は広告効果測定システムを中心とした「測定」機能、「THREe」など蓄積されたマーケティングデータを「活用」する機能の2つで構成され、一気通貫したマーケティング統合環境を提供する。全社売上の84.8%(2018年9月期)を占める主力事業である。
商流PF事業は、ECオープンプラットフォーム「EC-CUBE」を提供する。ECサイト構築の受託開発を行うサービスは2017年9月期に他社に業務移管された。全社売上の15.2%(同)である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<HN>
この銘柄の最新ニュース
イルグルムのニュース一覧- <09月25日の25日・75日移動平均線ゴールデンクロス銘柄> 2024/09/26
- 週間ランキング【約定回数 増加率】 (9月20日) 2024/09/21
- 2024年8月の月次売上高(速報)に関するお知らせ 2024/09/06
- 株式会社イーシーキューブ 執行役員COO 恩蔵 優、Stripeが世界7都市で開催するイベント Stripe Tour の東京講演で登壇 2024/08/19
- ファーエンドテクノロジー株式会社、プロジェクト管理ツールRedmineのクラウドサービス「My Redmine」の海外向けサービス「My Redmine Global Edition」の提供を開始 2024/08/13
マーケットニュース
- ダウ平均は反発 マイクロンが大幅高 スーパー・マイクロが大幅安=米国株概況 (09/27)
- NY各市場 4時台 ダウ平均は212ドル高 シカゴ日経平均先物は3万9435円 (09/27)
- 米国株式市場は上昇、景気見通しが改善(26日) (09/27)
- NY株式:NYダウは260ドル高、景気見通しが改善 (09/27)
イルグルムの取引履歴を振り返りませんか?
イルグルムの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。