<動意株・30日>(大引け)=ギグワークス、ホットリンク、東京通信Gなど
ホットリンク<3680.T>=一時ストップ高。午前11時ごろ、米国子会社が生成AIの開発に取り組むAccernと戦略的パートナーシップを締結したと発表した。この提携により、Accernに生成AIアプリケーションの開発に必要な世界最大級の公開会話型コンテンツリポジトリへのアクセス権を提供したという。これが材料視されたようだ。
東京通信グループ<7359.T>=切り返し急。同社はきょう、子会社のパルマが運営するヘルスケアアプリ「OWN.app」が、大塚ホールディングス<4578.T>傘下の大塚製薬が展開するサプリメントブランド「ネイチャーメイド」と協働展開を開始すると発表。これが株価を刺激しているようだ。「ネイチャーメイド」が有する栄養情報やサプリメントチェックなどのツールに加え、「OWN.app」が持つ筋トレの知見及びトレーニングメニューなどを生かし、健康的で効率的な筋トレや栄養摂取に対する知識・体験を普及させることを目指すとしている。
北越コーポレーション<3865.T>=急伸。30日、定時株主総会の招集通知を開示した。会社側の提案による議題のほか、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメント側から社長の解任などを求める株主提案による議題が含まれている。同社は22日、オアシス・マネジメント側からの5件の株主提案に対し、反対する意見を表明しているが、今回の招集通知の開示を受けて、アクティビストからの圧力により企業価値が向上するとの思惑が改めて広がったようだ。北越コーポに対しては大王海運(愛媛県四国中央市)も2件の株主提案を実施しており、北越コーポは同様に反対すると公表している。また、大手証券の目標株価引き上げも、買いを誘導したようだ。
シグマクシス・ホールディングス<6088.T>=売り物を吸収し大幅反発。同社は戦略立案から開発、実行まで一気通貫で対応するコンサルティングビジネスを展開。特に強みとする人工知能(AI)を活用した高付加価値案件で顧客ニーズに対応し、収益に反映させている。29日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の50億5000万円から52億5000万円(前期比24%増)に増額した。受注が順調に積み上がる一方、人事面の体制変更に伴う販管費減少などのコスト低減効果が反映される見通し。また、年間配当も従来計画の32円から34円に2円増額した。株価が底値圏にあったことで、増額修正を評価する買いを助長する格好となった。
阿波製紙<3896.T>=ストップ高。同社は29日の取引終了後、中期経営計画を公表した。26年3月期に売上高を213億円(25年3月期見通しは176億円)、営業利益を7億円(同2億7000万円)に伸ばす目標を掲げた。今期の見通しに比べて来期は収益が大きく拡大する見通しを示したとあって、好感されたようだ。自動車関連資材や一般産業用資材の売り上げの堅調な伸びを見込むほか、水処理関連資材の事業拡大も図る。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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