こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
4/5付の「DailyOutlook」では、ガイダンス・リスクのない12月期決算銘柄について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『3月期決算企業の本決算発表シーズンまで1ヵ月を切った。本決算発表では、当該年度の最終的な実績もさることながら、併せて公表される次期(19/3期)の業績見通しにより注目が集まる。足元ではトランプ米大統領に起因する世界貿易摩擦懸念や高止まりしている円相場など、先行きの業績成長に対する警戒感が強まっており、企業の購買担当者からみた景況感を表すPMIは特に製造業で悪化方向に転じている。こうした環境下では、企業経営者が先行きの不透明感を嫌って、より保守的なガイダンスを打ち出す公算(ガイダンス・リスク)が高いだろう』と伝えています。
続けて、ガイダンス・リスクがより強く意識される年においては、12月期決算企業に着目した投資戦略が有効であることを挙げ、『12月期決算企業は1~2月近辺で期初会社計画を発表済みであり、既にガイダンス・リスクを消化済みだ。そのため、企業業績の見通しに対する不透明感が弱く、株価は4月から6月にかけて、TOPIXを明確に上回る傾向がある。3月期決算企業と比べても、とりわけ5月中旬の本決算発表が一巡するまで(ガイダンス・リスクが解消するまで)の期間においては、良好な株価パフォーマンスが得られる傾向が強い』と分析しています。
さらに、『12月期決算企業の中でも、特に、期初計画で直前の市場予想を上回る強気の見通しを打ち出した銘柄は、4月末から5月中旬にかけて発表される1Q決算を通じて良好な進捗が確認されることで、更にアウトパフォーム基調を強める傾向があるため、投資妙味が高いと言えよう』とまとめています。
最後にレポートでは、『強気な期初計画を打ち出した12月期決算銘柄』を紹介しています。具体的にはキヤノン<7751>や山崎パン<2212>、ブロドリーフ<3673>など全11銘柄が挙げられていますので、詳しくは4/5付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。
フィスコリサーチレポーター花田浩菜
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