エムアップは買い一巡後に値を消す、今期業績予想の大幅増額、株式分割、実質増配と好材料満載

　エムアップホールディングス<3661.T>が急動意、カイ気配スタートとなったが買い一巡後は伸び悩んだ。同社はアーティストのファンサイト運営及び電子チケット事業などを手掛ける。収益面では大型アーティストの獲得効果などにより、主力のファンサイト運営で有料会員数が増勢一途となっており押し上げ効果をもたらしている。前週末１４日取引終了後、２６年３月期業績予想の修正を発表、営業利益段階で従来予想の４７億円から５２億円（前期比２８％増）に大幅増額した。既に今３月期は過去最高利益更新見通しにあったが、そこから一段と上乗せされる見通しとなったことで、投資マネーの攻勢を誘った。加えて、今年１２月末現在の株主を対象に１株を２株にする株式分割を実施することを併せて発表したほか、株主還元も強化し、今期年間配当を１２円５０銭に修正した。前期実績は１８円だが、株式分割を考慮すると今期は２５円に相当することから、実質７円の増配となる。

出所：MINKABU PRESS