1. 会社概要
ファインデックス<3649>は医療データ管理システムや文書管理システムなどのソリューションを開発・販売する研究開発型のTech企業である。企業理念である「価値ある技術創造で社会を豊かにする」を実現するため、医療機関の診療を支援するDXソリューションを主力とするほか、官公庁・地方自治体の行政DXを支援するソリューションも展開し、さらに医療機器の開発・販売も推進している。
2023年12月期第3四半期末時点で、本社は東京都千代田区、事業拠点は四国支社(愛媛県松山市)、大阪支店(大阪市中央区)、福岡支店(福岡市中央区)、札幌支店(札幌市北区)、那覇支店(沖縄県那覇市)、京都支店(京都市中京区)、新潟支店(新潟市中央区)に展開している。グループは同社、連結子会社1社(フィッティングクラウド(株))及び持分法適用関連会社1社(EMC Healthcare(株))で構成されている。フィッティングクラウドはクラウドを利用したITサービスを提供している。連結ベースの総資産は5,075百万円、純資産は4,358百万円、自己資本比率は85.8%、発行済株式総数は26,608,800株(自己株式962,288株含む)、従業員数は306名である。
2. 沿革
1985年1月に四国環衛興業(株)を愛媛県松山市に設立(1992年5月に商号を(株)シェイクハンズに変更、1993年7月に商号を(株)パイオニア四国に変更)した。1994年5月から医療システム開発事業を開始し、1998年3月に商号を(株)ピーエスシーに変更、2002年12月に電子カルテ「REMORA」をリリース、2003年10月に画像ファイリングシステム「Claio」をリリースした。2014年11月に商号を現在のファインデックスに変更し、2017年1月に松山本社を四国支社へ名称変更して本社を東京に一本化、同年2月にイーグルマトリックスコンサルティング(株)を設立(2018年8月に商号をEMC Healthcareに変更、2022年7月に連結子会社から持分法適用関連会社に異動)した。2019年2月に健診施設向け視線分析型視野計「GAP-screener」を、2021年4月に視線分析型視野計「GAP」をリリースし、2021年4月にはフィッティングクラウドを設立した。
株式関係では、2011年3月に大阪証券取引所(以下、大証)JASDAQに上場、2013年7月に大証と東京証券取引所(以下、東証)の統合に伴い東証JASDAQに上場、2014年11月に東証1部に上場、2022年4月に東証の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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