コーテクＨＤは６日続落、上期営業利益２．５倍も材料出尽くし感強まる

　コーエーテクモホールディングス<3635.T>は６日続落している。２６日の取引終了後に発表した第２四半期累計（４～９月）連結業績は、売上高２３１億４１００万円（前年同期比３９．７％増）、営業利益８４億４７００万円（同２．５倍）、純利益１１８億４５００万円（同９９．７％増）と大幅営業増益となったが、材料出尽くし感から売られているようだ。

　「ＦＡＩＲＹ　ＴＡＩＬ」や「モンスターファーム２」などのパッケージゲーム販売や「三國志覇道」などスマートフォンゲームの運営収入が伸長したほか、ＩＰを許諾し９月で中国でのサービス開始１周年を迎えた「三国志・戦略版」が引き続き高い水準で推移しロイヤルティー収入も堅調に推移した。

　同時に、未定としていた２１年３月期通期業績予想を発表しており、売上高５１０億円（前期比１９．６％増）、営業利益１７０億円（同２０．５％増）、純利益１８０億円（同１７．６％増）を見込む。また、３月３１日を基準日として１株を１．３株に株式分割するとあわせて発表。期末一括配当は５５円（前期６１円）と実質増配を予定している。

出所：MINKABU PRESS