ＡＴＡＯ、今期経常を67％下方修正、未定だった配当は5円実施

　スタジオアタオ <3550> [東証Ｍ] が2月1日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。21年2月期の連結経常利益を従来予想の2億1000万円→7000万円(前期は7億8900万円)に66.7％下方修正し、減益率が73.4％減→91.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常損益も従来予想の500万円の黒字→1億3500万円の赤字(前年同期は2億5100万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当は5円(前期は5円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言の再発出の影響等により、徐々に回復していくと想定していた店舗における需要が再度減少傾向にあり、店舗販売の減少が見込まれる一方、ATAO、IANNE及びILEMERブランドに係る積極的な販売促進費の投資によるインターネット販売の拡大等により、前回発表予想を上回る見通しとなりました。一方、利益面に関しましては、主にILEMERブランドにおけるTVCMを含む積極的な販売促進費の先行投資を前回予想時の2倍以上に積み増した影響により、前回発表予想を下回る見通しとなっております。なお、ILEMERブランドに係る販売促進費の投資につきましては、本日開示しております「ILEMER TVCMによるプロモーション実施のお知らせ」をご参照ください。

　当社は株主の皆様への利益還元を経営上の最重要課題のひとつと考え、安定配当の維持を基本としながら、今後の事業展開等を総合的に勘案して配当を決定する方針としております。　当期の配当金につきましては、未定とさせていただいておりましたが、上記方針及び今後の見通し等を勘案し、1株当たり5.00 円とさせていただく予定であります。※上記の予想は、本資料の発表日現在において当社が入手している情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により予想値と異なる可能性があります。