本日のマザーズ先物は、前日の米国株高や政府による過去最大規模の経済対策効果を期待した買いが先行したものの、上値の重さが意識され、急速に伸び悩んだ。前日の米国市場は、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が鈍化するとの期待から、主要株価指数は大幅に反発したほか、事業規模が108兆円と過去最大規模の経済対策に対する期待も個人投資家のセンチメントを改善させ、マザーズ先物は一時前日比34.0pt高の643.0ptまで上昇する場面もあった。その後、時間外取引での米株先物が3ケタの下落に転じると日経平均も急速に伸び悩み、マザーズ先物にも目先の利益を確保する売りが散見され、大引けにかけて伸び悩んだ。市場では「これまで上値の節目とみられた25日線(605.0pt)を突破してきたことも目先の目標達成感につながった面もある」との声も聞かれた。
本日マザーズ市場では、東京海上<8766>と業務提携に向けて基本合意したPKSHA<3993>
が前日比400円(+26.14%)高の1930円、食材関連として引き続き人気化した農業総合研究所<3541>は前日比80円(+22.92%)高の429円とともにストップ高まで買われた。
また、経済対策への効果を期待した買いにベストワンドットコム<6577>は前日比263円
(+22.79%)高の1417円と上伸し、ネットワークとセキュリティーをクラウド統合した世界初のプラットフォームに提供を開始したフーバーブレイン<3927>は前日比150円
(+20.95%)円と866円と制限値幅いっぱいまで買われた。このほか、メルカリ<4385>、ラクス<3923>、ミクシィ<2121>などの指数寄与度の高い時価総額上位銘柄も堅調に推移した。
<FA>
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