日経平均は476円高でスタート、ソシオネクストや三井物などが上昇
日経平均;39928.33;+476.48TOPIX;2731.50;+24.99
[寄り付き概況]
4日の日経平均は476.48円高の39928.33円と反発して取引を開始した。前日3日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は43.10ドル安の39127.14ドル、ナスダックは37.01ポイント高の16277.46で取引を終了した。ADP雇用統計が予想を上回り、利下げがさらに遠のくことを警戒した売りに、寄り付き後、下落。その後、3月ISM非製造業景況指数が予想外に低下し、消費鈍化を示唆したため金利先安観が再燃。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長も引き続き年内の利下げの可能性を示唆すると、相場は上昇に転じた。終盤にかけ、消費鈍化を警戒した売りが上値を抑制しダウは再び下落した一方、ナスダックは利下げ期待の再燃でかかろうじてプラス圏を維持し、まちまちで終了した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅ながら反発したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を支えた。また、政府・日銀による円買い介入警戒感がある中、円相場が1ドル=151円50銭台と引き続き円安・ドル高水準で安定して推移していることが輸出関連株などの株価を支える要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が3日続落となったことが東京市場の株価の重しとなった。また、昨日の日経平均が39700円台後半に位置する25日移動平均線を割り込んだことから、相場は調整局面に入りつつあるとの指摘が聞かれたが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は3月24-30日に国内株を3週連続で売り越した。売越額は4413億円だった。今日は、アズパートナーズ<160A>が東証スタンダードに上場した。香港、台湾、中国(上海、深セン)市場が休場となる。
セクター別では、鉱業、卸売業、海運業、石油石炭製品、非鉄金属などが値上がり率上位、水産・農林業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、住友鉱<5713>、東エレク<8035>、三井物<8031>、信越化<4063>、三菱商<8058>、SUMCO<3436>、住友商<8053>、INPEX<1605>、日立<6501>、東電力HD<9501>、伊藤忠<8001>などが上昇。他方、霞ヶ関キャピタル<3498>、三井E&S<7003>、野村マイクロ<6254>、日産自<7201>、JR東海<9022>、TOWA<6315>、キーエンス<6861>、NTT<9432>などが下落している。
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