*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~半導体株弱く上げ幅縮小も一時41000円台まで上昇
22日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は4日続伸、半導体株弱く上げ幅縮小も一時41000円台まで上昇
・ドル・円は伸び悩み、日本の為替介入に警戒
・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はトヨタ自動車<7203>
■日経平均は4日続伸、半導体株弱く上げ幅縮小も一時41000円台まで上昇
日経平均は4日続伸。前日比28.87円高(+0.07%)の40844.53円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えている。
米国市場は続伸。ダウ平均は269.24ドル高(+0.68%)の39781.37ドル、ナスダックは32.43ポイント高(+0.20%)の16401.84、S&P500は16.91ポイント高(+0.32%)の5241.53で取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けた年内利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。良好な雇用や住宅関連指標を受けて成長期待を受けた買いも相場を一段と押し上げ、相場は終日堅調に推移した。ナスダックは携帯端末アップルの下落が上値を抑制し、終盤にかけて上げ幅を縮小したが、主要株式指数は連日過去最高値を更新し終了。
米国株高や為替の円安推移を背景に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き直後、日経平均は41000円台に乗せる場面も見られたが、買い一巡後は週末要因などが意識されて上げ幅を縮小。日経平均ウェートが大きい東京エレクトロン<8035>が前日比マイナス圏に入ったことなどが影響し、TOPIX優位の地合いとなった。
日経平均採用銘柄では、液晶ディスプレー事業の縮小を検討と報じられたことからシャープ<6753>が大幅高となったほか、日産自<7201>、スズキ<7269>、日野自動車<7205>など自動車関連が上昇。また、フジクラ<5803>は一部国内証券会社がカバレッジを開始したことで買われた。このほか、住友大阪セメント<5232>、ブリヂストン<5108>、クボタ<6326>がしっかり。
一方、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>など半導体株の一角が弱かったほか、中外製薬<4519>、テルモ<4543>、コマツ<6301>、ミネベアミツミ<6479>がさえない。日経平均採用以外の銘柄では、さくらインターネット<3778>、三井E&S<7003>が売り優勢となった。
セクターでは、ゴム製品、空運業、輸送用機器、パルプ・紙、不動産業、銀行業などが上昇した一方、鉱業、精密機器、金属製品、その他金融業、電気機器、医薬品などがさえない。
アジア市場では、香港ハンセン指数が前日比2%ほど下落しており、やや気になるところだが、為替が1ドル151円60銭水準、1ユーロ164円50銭水準と円安基調が強いことが大型株のサポートとなろう。後場の日経平均は、週末要因や今週の上昇などが意識されて、前日比マイナス圏での推移もありそうだが、期末配当取りの動きが徐々に活発化することでTOPIXはしっかりで推移すると想定。後場は、日経平均小幅安、TOPIX堅調の地合いとなろう。
■ドル・円は伸び悩み、日本の為替介入に警戒
22日午前の東京市場でドル・円は一時151円86銭まで強含んだが、その後は上値の重さを嫌気した売りに押された。152円を目指す展開だが、昨年高値の151円90銭台を意識した売りが出やすい。ただ、米金利高や株高で上昇圧力がかかりやすい地合い。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円42銭から151円86銭、ユーロ・円は164円18銭から164円81銭、ユーロ・ドルは1.0837ドルから1.0867ドル。
■後場のチェック銘柄
・マリオン<3494>、北越コーポレーション<3865>など、8銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はトヨタ自動車<7203>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・NZ・2月貿易収支:-2.18億NZドル(1月:-10.89億NZドル←-9.76億NZドル)
・日・2月全国消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+2.8%(予想:+2.8%、1月:+2.0%)
【要人発言】
・鈴木財務相
「為替、政府として高い緊張感をもって注視」
「為替はファンダメンタルズを反映し安定的に推移することが重要」
「川相場の日々の動きにコメントは控える」
・植田日銀総裁
「大規模緩和は役割を果たしてとして終了」
「国債買入れの継続でネットの国債残高はしばらく現在の水準で推移」
「足元の為替動向にはコメントを控える」
「異次元緩和は円高をやめて企業収益の改善につながった」
「基調的なインフレ率の上昇が現在生じてきている」
<国内>
・3月政府月例経済報告
<海外>
・16:00 英・2月小売売上高(自動車燃料含む)(前月比予想:-0.4%、1月:+3.4%)
<CS>
・日経平均は4日続伸、半導体株弱く上げ幅縮小も一時41000円台まで上昇
・ドル・円は伸び悩み、日本の為替介入に警戒
・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はトヨタ自動車<7203>
■日経平均は4日続伸、半導体株弱く上げ幅縮小も一時41000円台まで上昇
日経平均は4日続伸。前日比28.87円高(+0.07%)の40844.53円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えている。
米国市場は続伸。ダウ平均は269.24ドル高(+0.68%)の39781.37ドル、ナスダックは32.43ポイント高(+0.20%)の16401.84、S&P500は16.91ポイント高(+0.32%)の5241.53で取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けた年内利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。良好な雇用や住宅関連指標を受けて成長期待を受けた買いも相場を一段と押し上げ、相場は終日堅調に推移した。ナスダックは携帯端末アップルの下落が上値を抑制し、終盤にかけて上げ幅を縮小したが、主要株式指数は連日過去最高値を更新し終了。
米国株高や為替の円安推移を背景に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き直後、日経平均は41000円台に乗せる場面も見られたが、買い一巡後は週末要因などが意識されて上げ幅を縮小。日経平均ウェートが大きい東京エレクトロン<8035>が前日比マイナス圏に入ったことなどが影響し、TOPIX優位の地合いとなった。
日経平均採用銘柄では、液晶ディスプレー事業の縮小を検討と報じられたことからシャープ<6753>が大幅高となったほか、日産自<7201>、スズキ<7269>、日野自動車<7205>など自動車関連が上昇。また、フジクラ<5803>は一部国内証券会社がカバレッジを開始したことで買われた。このほか、住友大阪セメント<5232>、ブリヂストン<5108>、クボタ<6326>がしっかり。
一方、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>など半導体株の一角が弱かったほか、中外製薬<4519>、テルモ<4543>、コマツ<6301>、ミネベアミツミ<6479>がさえない。日経平均採用以外の銘柄では、さくらインターネット<3778>、三井E&S<7003>が売り優勢となった。
セクターでは、ゴム製品、空運業、輸送用機器、パルプ・紙、不動産業、銀行業などが上昇した一方、鉱業、精密機器、金属製品、その他金融業、電気機器、医薬品などがさえない。
アジア市場では、香港ハンセン指数が前日比2%ほど下落しており、やや気になるところだが、為替が1ドル151円60銭水準、1ユーロ164円50銭水準と円安基調が強いことが大型株のサポートとなろう。後場の日経平均は、週末要因や今週の上昇などが意識されて、前日比マイナス圏での推移もありそうだが、期末配当取りの動きが徐々に活発化することでTOPIXはしっかりで推移すると想定。後場は、日経平均小幅安、TOPIX堅調の地合いとなろう。
■ドル・円は伸び悩み、日本の為替介入に警戒
22日午前の東京市場でドル・円は一時151円86銭まで強含んだが、その後は上値の重さを嫌気した売りに押された。152円を目指す展開だが、昨年高値の151円90銭台を意識した売りが出やすい。ただ、米金利高や株高で上昇圧力がかかりやすい地合い。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円42銭から151円86銭、ユーロ・円は164円18銭から164円81銭、ユーロ・ドルは1.0837ドルから1.0867ドル。
■後場のチェック銘柄
・マリオン<3494>、北越コーポレーション<3865>など、8銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はトヨタ自動車<7203>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・NZ・2月貿易収支:-2.18億NZドル(1月:-10.89億NZドル←-9.76億NZドル)
・日・2月全国消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+2.8%(予想:+2.8%、1月:+2.0%)
【要人発言】
・鈴木財務相
「為替、政府として高い緊張感をもって注視」
「為替はファンダメンタルズを反映し安定的に推移することが重要」
「川相場の日々の動きにコメントは控える」
・植田日銀総裁
「大規模緩和は役割を果たしてとして終了」
「国債買入れの継続でネットの国債残高はしばらく現在の水準で推移」
「足元の為替動向にはコメントを控える」
「異次元緩和は円高をやめて企業収益の改善につながった」
「基調的なインフレ率の上昇が現在生じてきている」
<国内>
・3月政府月例経済報告
<海外>
・16:00 英・2月小売売上高(自動車燃料含む)(前月比予想:-0.4%、1月:+3.4%)
<CS>
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