● 2025年3月期通期連結業績予想の概要
2025年3月期通期の連結業績予想は2024年11月13日付で修正し、売上高が前期比16.8%増の16,657百万円、営業利益が同26.1%増の1,228百万円、経常利益が同23.6%増の1,250百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.9%増の832百万円としている。前回予想(2024年5月13日付の期初予想値、売上高16,840百万円、営業利益907百万円、経常利益942百万円、親会社株主に帰属する当期純利益630百万円)に対して、売上高を183百万円と小幅に下方修正したが、営業利益を321百万円、経常利益を308百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を202百万円と、それぞれ大幅に上方修正し、従来の減益予想から一転して大幅増益予想とした。営業利益は過去最高更新見込みである。
主要KPIとして、店舗転貸借事業の成約件数(新規契約と後継契約の合計)は70件下方修正して前期比34件増加の500件、期末転貸借物件数は68件下方修正して前期末比244件増加の2,689件の計画とした。中間期の成約件数の減少を勘案して通期の成約件数、期末転貸借物件数、及び売上高の計画を下方修正したが、前期比では成約件数、期末転貸借物件数とも増加して増収、さらに成約・既存更新時の家賃改定等による物件収益率向上も寄与して、各利益は前回予想を上回り、大幅増益の見込みとしている。なお修正後の通期予想に対する中間期の進捗率は売上高が49.8%、営業利益が55.7%、経常利益が55.8%、親会社株主に帰属する当期純利益が56.5%である。営業組織再編や新入社員戦力化の効果も見込まれ、ランニング収入の順調な積み上げで好業績が期待できると弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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