自動車部品事業(日本)については、半導体供給不足の緩和に伴う得意先での生産台数の増加などにより、売上高は前年同期比17.3%増の49.16億円となった。増収効果や合理化活動の進展などにより、セグメント利益は1.36億円(前年同期は1.14億円の損失)となった。
自動車部品事業(北米)については、半導体供給不足の緩和に伴う得意先での生産台数の増加に加えて、為替換算の影響等から、売上高は同41.1%増の80.13億円となった。一方、一過性の生産ロスや一部合理化の遅れなどがあり、セグメント利益は0.09億円(同3.69億円の損失)となった。
自動車部品事業(アジア)については、ASEANで売上増となったものの、中国での日系車の販売不振・減産影響を大きく受け続けており、売上高は同1.0%増の81.89億円となった。固定費管理や経費削減の徹底を図ったものの中国での減収影響が大きく、セグメント損失は4.86億円(同2.15億円の損失)となった。
自動車部品事業(欧州)については、半導体供給不足の緩和に伴う得意先での生産台数の増加に加えて、為替換算の影響等から、売上高は同45.8%増の80.21億円となった。増収効果や合理化活動の進展などにより、セグメント利益は0.13億円(同1.91億円の損失)となった。
セキュリティ機器事業(日本)については、建築資材の高騰を背景とした新築住宅着工減少の影響を受けているが、大手賃貸住宅事業会社のプロジェクトによる受注が有り、住宅関連製品の売上は前年同期を上回った。ロッカーシステム事業については、国内観光需要の回復によるレジャー・観光客の増加、猛暑によるプール来場客の増加で、コインロッカーのオペレーション収入は堅調な回復となった。更に物販についてはホテル向けセルフクロークロッカーが好調に推移した。売上高は同29.9%増の76.35億円、セグメント利益は同28.6%増の10.32億円となった。
セキュリティ機器事業(海外)について、日本向け製品(電気錠)の生産増及びタイ国内の樹脂成形部品の受注増により、売上高は同74.2%増の60.28億円、セグメント利益は同138.0%増の5.82億円となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比11.3%増の700.00億円、営業利益は同232.8%増の20.00億円、経常利益は同33.5%増の18.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同128.9%増の12.00億円とする期初計画を据え置いている。
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