山岡家、今期経常を一転17％減益に下方修正、配当は4円増額

　丸千代山岡家 <3399> [ＪＱ] が1月16日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。17年1月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.2億円→4.5億円(前期は5.3億円)に27.4％下方修正し、一転して16.5％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した8-1月期(下期)の経常利益も従来予想の4.4億円→2.7億円(前年同期は3.7億円)に38.5％減額し、一転して27.9％減益計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の10円→14円(前期は14円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、既存店は概ね順調に推移したものの、新規出店を15店舗と計画しておりましたが11店舗に留まったことなどもあり、11,100百万円（当初予想比193百万円の減少）といたしました。コスト面では、人員不足を背景とした時給の上昇が見られ、求人費用も増加しております。また、為替変動に伴う原価の上昇や価格改定に伴うメニュー更新費用などもあり、販売費および一般管理費としては計画内に収まっているものの、売上高減少に伴う売上総利益の減少をカバーするには至らず、営業利益は428百万円（当初予想比162百万円の減少）、経常利益は450百万円（当初予想比170百万円の減少）、当期純利益は247百万円（当初予想比94百万円の減少）といたしました。

　当社は、株主の皆様に安定的な配当を実施するとともに、新規出店や設備投資、あるいは事業等のリスクに備えるため、一定の内部留保を確保し財務基盤を強化することを基本方針としております。上記の基本方針および平成29年１月期の業績見通しを勘案し、前期利益には届かないものの業績は比較的堅調に推移していると考えており、期末配当予想につきましては普通配当を前回予想の10円00銭に対して４円00銭増配の１株当たり14円00銭に修正いたします。