2. 財務状況と経営指標
2025年3月期中間期末の資産合計は前期末比1,146百万円減少の27,701百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産は現金及び預金が1,216百万円増加したものの、売掛金が756百万円減少したほか、その他の流動資産が減少した。固定資産は、減価償却が進んだことにより有形固定資産が284百万円減少した。
負債合計は前期末比860百万円減少の19,236百万円となった。買掛金が189百万円増加したものの、有利子負債が806百万円、未払法人税等が133百万円それぞれ減少した。純資産合計は同285百万円減少の8,465百万円となった。親会社株主に帰属する中間純損失66百万円の計上や配当金194百万円の支出により利益剰余金が減少した。
経営指標では、有利子負債の減少によりネットDEレシオが前期末の1.09倍から0.88倍に低下するなど、財務体質の改善が進んだ。同社ではネットDEレシオ1.0倍以下を目安に事業運営を進めていく方針としている。大阪FSセンターの開設により、大型の設備投資も一巡したことから、今後は収益の回復によって財務体質もより良化していくものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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