当中間連結会計期間において、同社グループは外食産業における売上回復基調や省力化ニーズの高まりを捉えることで、引き続き着実に売上を伸ばした。主業である青果物流通事業を担うデリカフーズにおいて、継続的に取引業種バランスの最適化を図りながら、新たな取引先ニーズへの積極的な対応を進めた他、消費者向けミールキットを手掛ける楽彩を中心に、BtoC事業の拡充も推し進めた。また、物流子会社であるエフエスロジスティックスも、「物流業界の2024年問題」をチャンスととらえ、新規開拓によるグループ外売上の拡大に努めた。以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は、中間連結会計期間としては過去最高を計上した。一方、損益面では、正社員・パート従業員の処遇見直し、商品開発や研究開発への積極的且つ継続的な投資等に伴う経費増が先行的に発生する中、本年4月に竣工した大阪FSセンターの立ち上げにかかる一過性の諸経費が発生したこと、長引く天候不順(長雨、猛暑等)の影響で各種野菜の生育不良・品質不良が発生し、輸入商材を含め仕入価格が急騰したことが減益要因となった。
2025年3月期通期については、売上高が前期比6.0%増の560.00億円、営業利益が同47.1%減の6.00億円、経常利益が同44.4%減の7.00億円、親会社に帰属する当期純利益が同57.6%減の4.30億円とする10月11日に修正した連結業績予想を据え置いている。 <ST>
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