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2024/01/09 - デリカフHD(3392) の関連ニュース。*16:12JST デリカフHD Research Memo(2):業務用の野菜卸しとカット野菜の業界最大手■会社概要1. 事業内容デリカフーズホールディングス<3392>は、業務用野菜の仕入販売及びカット野菜の製造販売で業界トップ企業であるデリカフーズ(株)を中心に、物流事業を担うエフエスロジスティックス(株)、食品の分析事業を行う(株)メディカル青果物研究所、コンサルティング事業を行うデザイナーフーズ(株)、ミールキット・調味液等の製造販売を行うデリカフーズ長崎(株)、ミールキット等を直接消費者へ販売する楽彩(株)の6社をグループとする持株

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デリカフHD Research Memo(2):業務用の野菜卸しとカット野菜の業界最大手

配信元:フィスコ
投稿:2024/01/09 16:12
*16:12JST デリカフHD Research Memo(2):業務用の野菜卸しとカット野菜の業界最大手 ■会社概要

1. 事業内容
デリカフーズホールディングス<3392>は、業務用野菜の仕入販売及びカット野菜の製造販売で業界トップ企業であるデリカフーズ(株)を中心に、物流事業を担うエフエスロジスティックス(株)、食品の分析事業を行う(株)メディカル青果物研究所、コンサルティング事業を行うデザイナーフーズ(株)、ミールキット・調味液等の製造販売を行うデリカフーズ長崎(株)、ミールキット等を直接消費者へ販売する楽彩(株)の6社をグループとする持株会社である。デリカフーズは2023年10月時点で北海道から長崎までの19拠点で事業を展開しており、エリア協力企業も含めて全国の約3万店舗に日々、新鮮な野菜を安全・安心に供給している。

事業セグメントは、主力事業である青果物事業(デリカフーズ、デリカフーズ長崎及び楽彩)のほか、物流事業(エフエスロジスティックス)、研究開発・分析事業(デザイナーフーズ、メディカル青果物研究所)の3つで開示している(持株会社分除く)。2024年3月期第2四半期累計の売上構成比(外部顧客売上ベース)は、青果物事業で98.7%、物流事業で1.1%、研究開発・分析事業で0.2%となっており、ほとんどを青果物事業で占めている。

青果物事業における商品別売上構成比では、仕入れた野菜をそのまま配送するホール(丸)野菜が38.1%、顧客の要望に応じて形状を加工し販売するカット野菜が46.2%、その他(日配品、ミールキット等)が15.7%となっている。2010年代半ばまではホール野菜が50%を超えていたが、外食業界でも人手不足の慢性化により手軽に調理できるカット野菜の需要が増加し、2021年3月期に構成比が逆転した。また、コロナ禍以降にミールキット事業を開始したことにより、その他部門の売上構成比がコロナ禍前の12%程度から15%台に上昇している。

業界別売上構成比についても、コロナ禍を機に事業ポートフォリオの変革を推進したことで大きく変化した。コロナ禍前の2020年3月期には外食業界向け(コロナ禍に強い外食除く)が売上高の78.4%を占めていたが、コロナ禍で一変し、2022年3月期第2四半期累計には45.6%まで低下した。その後、外食業界の需要が回復に向かい2024年3月期第2四半期累計では54.6%まで回復している。コロナ禍では外食業界向けの落ち込みをカバーすべくコロナ禍に強い外食(テイクアウト、宅配・デリバリー、ドライブスルー業態等)だけでなく、中食、量販・小売、給食業界などで顧客開拓を進めてきたほか、新規事業としてBtoC事業やミールキット事業の育成に取り組んできた。この結果として、2024年3月期第2四半期累計ではコロナ禍に強い外食向けが14.2%(2020年3月期4.9%)、量販・小売業界向けが14.3%(同8.1%)とコロナ禍前から大きく上昇したほか、コロナ禍前には無かったミールキット事業やBtoC事業が合わせて6.7%を占めた。同社が外食以外の業界で顧客開拓をスムーズに進めることができたのは、これまで業務用青果物卸として培ってきた安全・安心な物流サービスと、品質の高いカット野菜等が評価されたためと考えられる。なお、外食業界向け全体の売上構成比率は68.8%とコロナ禍前(2020年3月期で83.3%)と比較すると低くなっているが、金額ベースでは若干上回っており過去最高売上を更新している。


スーパーコールドチェーンの導入と衛生品質管理の国際標準規格取得。BCP対策等に取り組み、業界随一の安全・安心なサービスを提供
2. 同社の強み
同社の強みとして、卸売事業者として国内外で開拓してきた多くの契約産地(仕入高の60%超)から安定した仕入れを行うことができる調達力と、高品質で安全・安心に商品を顧客のもとに配送する物流網を全国に構築(委託業者を含む)していることが挙げられる。また、業界初となるスーパーコールドチェーン※1を東京第二FSセンター(2013年7月稼働)以降に開設した事業所(奈良、東京、西東京、中京、埼玉、仙台、九州、北海道)で導入しているほか、食品安全マネジメントシステムの国際標準規格ISO22000や、その上位規格となるFSSC22000※2の認証も各事業拠点で取得している。BCP対策という観点でも、物流センターや貯蔵センター、カット野菜の製造拠点を複数構築し、万全を期している。こうした食の安全・安心を確保するうえでの取り組みを業界に先駆け実施していることで、顧客からの高い信頼・評価を獲得している。

※1 スーパーコールドチェーン:野菜の入庫から出荷、配送までの全工程を4~5℃の低温度で管理するシステム。野菜の鮮度が保持できるため、カット野菜の賞味期限を従来比2倍に延長することが可能となった。
※2 「FSSC22000」:「ISO22000」に食品安全対策(フード・テロ対策、原材料やアレルギー物質の管理方法など)や、「食品安全に関連する要員の監視」「サービスに関する仕様」などを追加したもので、オランダの食品安全認証財団が認証機関となっている。


また、生産者と外食・中食企業等をつなぐ情報流通機能を持つことも同社の強みである。生産者に対しては、どのような野菜が求められているのか、どれだけの需要量があるのかという情報を提供し、販売先となる外食・中食企業等に対しては野菜の市況やトレンド、高騰した野菜に対する代替メニューの提案などを行っている。特に、ここ数年は天候不順や自然災害に起因する野菜価格の高騰が外食・中食企業等にとって悩みのタネとなっており、同社のメニュー提案力が高く評価されている。さらに、同社は10年以上にわたって野菜の機能性を研究しており、日本中から取り寄せた野菜に関する栄養価などの分析データに関しては、国内随一のデータベースを保有している。この分析データに基づいて健康増進につながるメニュー提案を行っているほか、新規事業となるミールキット事業の商品開発にも生かしており、同業他社にはない強みと言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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配信元: フィスコ

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