(12月7日)に迫る26874.98円を付ける場面がみられた。しかし、日本時間17日未明に判明予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を目前に控えていることから、内容を見極めたいとする様子見ムードが次第に強まり、朝方の寄り付き直後を高値にその後は利益確定売りに押される展開となった。
大引けの日経平均は前日比69.56円高の26757.40円となった。東証1部の売買高は11億1010万株、売買代金は2兆1404億円だった。セクター別では、パルプ・紙、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、その他製品などが上昇率上位に並んだ。一方、陸運業、ゴム製品、医薬品、小売売業、サービス業などが下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は45%、対して値下がり銘柄は全体の49%であった。
個別では、21年10月期の黒字転換および復配見通しなどが好感されたパーク24<4666>
が10%を超える上昇となったほか、20年12月期業績予想および期末配当の上方修正が好感されたツバキナカシマ<6464>はストップ高となった。また、今後は生産性改善などによる利益貢献を織り込む局面に入るとの想定から格上げ観測のあったアルプスアルパイン<6770>が大幅高となったほか、組織再編による成長戦略の明確化が評価につながったパナソニック<6752>も格上げ観測を受けて上昇した。そのほか、売買代金上位では、国内大手証券による目標株価の引き上げがあった任天堂<7974>、FA関連どころでファナック<6954>やキーエンス<6861>、また、日産自動車<7201>などの上昇が目立った。
一方、通期業績および期末配当予想の上方修正を発表するも出尽くし感が優勢となったバリューコマース<2491>が急落。上半期業績が上振れ着地となり通期業績予想が上方修正されながらも、下半期は実質減益予想となったツルハHD<3391>も大幅に下落した。また、上方修正後の通期業績予想値が市場コンセンサスに届かなかったアスクル<
2678>も売りに押された。そのほか、売買代金上位では、エムスリー<2413>、村田製作所<6981>、リクルートHD<6098>、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>などが冴えなかった。
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