大幅反落。前日に20年5月期の決算を発表、営業利益は450億円で前期比7.6%増益、会社計画の437億円は上振れたが、第3四半期まで2ケタ増益が続いていたのに対して、3-5月期は2ケタ減益に転じている。21年5月期は452億円で同0.4%増益の見通し。490億円程度の市場予想を下回っている。既存店前提など保守的と捉えられるものの、株価も高値圏にあったため、手仕舞い売りにつながる形となっている。
京都友禅<7615>:301円(+51円)
急騰。前日にEC事業の開始を発表している。7月1日の事業開始を予定、新規事業進出にあって多額の投資は予定していないようだ。、自社サイトを構築してサービスを行うほか、大手ショッピングモールへの出店を通じてのサービスも展開予定。9000点を超える豊富な在庫量、価格の優位性などから、業績インパクトを期待する動きも先行。店舗とECの相互送客の仕組み構築なども模索していくもよう。
エーアイ<4388>:2219円(+119円)
年初来高値。エーアイ<4388>の高品質日本語音声合成エンジン「AITalk」が組み込まれた音声合成技術「Cerence TTS」が技術提携先の米セレンス社から提供開始されたと発表している。自動車メーカーなどにCerence TTSが採用されれば、利用する車載器等の台数に応じたライセンス料がエーアイに支払われる。セレンス社は世界の大手自動車メーカーと提携しており、将来のライセンス料拡大を見込む向きからの買いが入っているようだ。
西松屋チェ<7545>:1235円(+115円)
大幅反発。前日に6月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比33.8%増と8カ月連続でのプラス成長、増収率は大きく拡大する形に。客数が同20.1%増となったほか、客単価も同11.4%上昇した。子供衣料における夏物の売上高が極めて好調に推移しているようだ。18日の上方修正を受けて直近で株価は急伸しているが、3月の動向からはさらなる上振れも期待される展開に。
タマホーム<1419>:1380円(+113円)
大幅反発。前日に発表した業績予想の上方修正が好感されている。20年5月期営業利益は従来予想の90億円から98億円、前期比33.0%増益に上方修正。主力の注文住宅事業においては戦略商品である地域限定商品の利益率改善が計画を上振れ、不動産事業においもオフィス区分所有権販売の売上高が計画を上回ったもよう。コロナ禍のなか、2月に続く上方修正となっている。
DDS<3782>:314円(+59円)
大幅に3日続伸。指紋認証などに対応した「万能認証基盤Themis」で教育機関の教職員や児童生徒を対象とした「Themisスクールパック」を商品化し、提供開始すると発表している。Themisはキーボード操作が難しい、またはアルファベット未習得の児童生徒でも簡単にログインできるQRコード認証機能を追加しているほか、教育委員会単位で導入し学校単位で管理が可能なマルチテナント機能なども搭載しているという。
ALBERT<3906>:6890円(+100円)
大幅に反発。パートナー企業に提供していた「データサイエンティスト育成支援」に、産業特化型のAI人材育成演習プログラムとして「時系列データを活用した異常検知演習」を追加し、主に製造業を対象に提供すると発表している。センサーデータから異常を検知することを目的としており、製造工場などでの故障や不良品の発生を減らし、設備の稼働率向上や作業員の業務効率化の実現が可能になるとしている。
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