クロスプラスがＳ高カイ気配、２０年１月期営業利益及び配当予想を上方修正

　クロスプラス<3320.T>がストップ高の８９９円水準でカイ気配となっている。１１日の取引終了後、２０年１月期連結業績予想について、営業利益を３億円から５億５０００万円（前期比２２．０倍）へ、純利益を３億５０００万円から７億５０００万円（同２．３倍）へ上方修正したことを好感した買いが集中しているようだ。

　第３四半期に起こった高気温による秋物及び冬物の立ち上がりの遅れや大型台風による影響で、売上高は６２０億円から５９０億円（同６．２％減）へ下方修正したものの、アパレル卸売事業で主力工場での生産強化やＡＳＥＡＮ工場の活用による原価低減に努めたことで売上総利益率が改善され、利益を押し上げた。

　また、業績予想の修正に伴い、従来５円を予定していた期末配当を２円増額して７円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されている。年間配当は１２円（従来予想１０円）となり、前期実績に対しては６円の増配になる予定だ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（２～１０月）決算は、売上高４３８億８００万円（前年同期比６．５％減）、営業利益７億５００万円（同１２．２倍）、純利益９億１５００万円（同３．７倍）だった。

出所：MINKABU PRESS