前年同期比で減収減益になったが、その主な要因は、当連年度において予定しているプロジェクトの売上計上が、第4四半期に偏重していることによる。当年度においては合計11棟586戸の販売を計画しているが、当第3四半期累計期間の販売は9棟330戸及び用地1件となっており、残りは第4四半期の販売予定となっている。同社グループは投資用ワンルームマンションの開発・1棟販売を主軸事業としており、竣工に伴う売上計上の時期や金額・利益率がプロジェクトごと、年度ごとに大きく異なることから四半期ごとの売上高や利益は毎年大きく変動するが、当年度は、第4四半期に引渡しが集中していること、及び利益率の高いプロジェクトの売上計上が同会計期間に多いため、前年同期比の変動幅が大きくなっているが、売上高・利益とも概ね期初計画どおりの推移となっている。
不動産事業の売上高は前年同期比21.1%減の115.95億円、セグメント利益は同18.2%減の16.57億円となった。不動産開発販売については、投資用ワンルームマンション9棟330戸及び用地1件の売却により、売上高は同21.4%減の111.82億円となった。不動産仕入販売については、中古マンションの買取再販(1戸)により同39.8%減の0.37億円となった。その他不動産事業については、不動産仲介及び不動産賃貸業等により、売上高は同7.6%減の3.76億円となった。
ホテル事業では、ホテルアジール東京蒲田の宿泊料等により、売上高は同122.4%増の1.02億円、セグメント損失は0.14億円(前年同期は0.39億円の損失)となった。
2023年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.0%増の200.00億円、営業利益が同3.5%増の23.00億円、経常利益が同3.2%増の20.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.7%増の13.50億円とする期初計画を据え置いている。
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