エネルギーコストソリューション事業の売上高は前年同期比33.7%増の67.25億円、セグメント利益は同31.0%増の29.15億円となった。電力の自家消費を提案する事業用太陽光発電システムを主力商材とし、また、事業者のコスト削減のための電力基本料金削減コンサルティングやIoT機器、省エネルギー化のための業務用エアコン・トランスなどの各種省エネ設備を販売し、顧客に電力の運用改善・設備改善などの提案をしてきた。
スマートハウスプロジェクト事業の売上高は同11.5%増の37.36億円、セグメント利益は同13.8%増の6.26億円となった。脱炭素による再生可能エネルギーへの関心の高まりや、太陽光発電の10年間の固定価格買取制度の適用が終わる卒FIT案件の増加といった市場環境、住宅のエネルギーレジリエンス強化へのニーズにより蓄電池への需要があることから、蓄電池の販売を積極的に推進した。
小売電気事業の売上高は同16.9%減の132.88億円、セグメント利益は同195.2%増の16.56億円となった。高圧電力の販売が減少したことにより売上高が減少した一方、電力市場価格が安定して推移したことで調達価格が低下し、利益が拡大した。
2024年3月期通期については、売上高が前期比5.7%減の296.12億円、営業利益が同44.4%増の52.00億円、経常利益が同42.2%増の52.43億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.0%増の35.00億円とする2月13日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
また、2024 年3月期の期末配当予想について、当期の業績動向及び財務状況を総合的に勘案し、前回予想から9.00円増配し、1株当たり31.00円にすることを発表した。これにより、年間配当予想は46.00円となる。
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