日経平均は大幅続落、プライム市場の約9割が下落する全面安の地合いに
ナスダック大幅下落を受けて、東京市場はハイテクを中心に売り優勢で取引を開始。日経平均は39000円を割り込んでスタートした後は、値がさ半導体株の下げなどが影響してじりじりと下げ幅を拡大。大引けにかけてやや下げ幅を縮小したが、円安推移も下支えとはならず、プライム市場の9割近くが下落する全面安の地合いとなった。
大引けの日経平均は前日比761.60円安(-1.94%)の38471.20円となった。東証プライム市場の売買高は19億7840万株、売買代金は4兆7857億円。セクター別では、海運業、石油・石炭製品、保険業、非鉄金属、証券・商品先物取引業などが下落した一方、精密機器、医薬品の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は10%、対して値下がり銘柄は88%となっている。
日経平均採用銘柄では、三越伊勢丹HD<3099>、Jフロントリテイリング<3086>と百貨店が弱かったほか、ソシオネクスト<6526>、フジクラ<5803>、レゾナックHD<4004>、三菱重工<7011>、ディスコ<6146>、川崎汽船<9107>、富士電機<6504>も下落した。
一方、前期業績の大幅な上振れ着地を受けて、東宝<9602>が急騰し年初来高値を更新した。また、水冷モジュールの生産能力拡大を発表したことでニデック<6594>も
年初来高値を更新。このほか、オリンパス<7733>が一部証券会社のレポートを材料に買われた。また、ZOZO<3092>、ファナック<6954>、HOYA<7741>、資生堂<4911>が上昇。
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