2024年11月11日
ソリトンの映像伝送システム、大成建設のSIP*1の実証実験にて市街地からダム現場までの超遠隔操縦に成功
株式会社ソリトンシステムズ(代表取締役社長:鎌田理、以下「ソリトン」)が提供する「映像伝送システム「Zao SDK」が、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)、第3期課題「スマートインフラマネージメントシステム構築」のサブ課題A「革新的な建設生産プロセスの構築」*2において共同研究開発機関の大成建設株式会社(代表取締役社長:相川善郎、以下「大成建設」)が行う実証実験に採用され、街中からダム現場までの超遠隔操縦に成功しました。
*1:Cross-ministerial Starategic Innovation Promotion Program
SIP 戦略的イノベーション創造プログラム
*2:https://sip-icas-project.org/2024/09/26/9-26-taisei-demo/
https://sip-icas-project.org/2024/09/14/11-14-terauchi_dam/
今回の実証実験の目的は、「ダム堆砂処理を麓の市街地から遠隔操縦にて実施すること」に必要な要素技術の確認実験です。西尾レントオール株式会社(代表取締役社長:西尾公志、以下「西尾レントオール」)の遠隔操縦式油圧ショベルにソリトンの映像伝送システム「Zao SDK」を搭載し、福岡県朝倉市の寺内ダム(独立行政法人水資源機構管理)と千葉県市原市の高滝ダム(千葉県管理)の2か所にて実施されました。
従来の建設機械の遠隔操縦は、特定小電力無線などを使用した数百メートルの遠隔操縦が一般的で、より離れた場所からの遠隔操縦を実現するためにはキャリアLTE回線を使用する事となりますが、現場の電波状況が不安定などの問題点がありました。
「Zao SDK」は、キャリアLTE回線を用いた映像伝送および制御信号伝送を実現するソリューションです。マルチリンクと呼ばれるソリトン独自の技術を有しており、複数のキャリアLTE回線を同時に使用することにより通信を安定化することを可能にします。
今回の実験で「Zao SDK」を使用する新たな可能性が認識されて、ユニークな応用が実現することが期待されます。
より通信品質の差が大きいと考えられる山間部においても、国交省の「i-Construction 2.0」が掲げる生産性向上に大いに寄与するものと思われます。
超遠隔操縦実験の様子(左:実機、右:遠隔操作卓映像)
今回試験のシステム概略図
【 株式会社ソリトンシステムズについて 】
設立以来、ソリトンシステムズはIT・エレクトロニクス業界にあって、常に新しい技術トレンドを見据え、いくつもの「日本で初めて」を実現してきました。近年は、認証を中心としたITセキュリティからサイバー対策まで、また、携帯電話回線4G、5GやWi-Fiを利用した高精細の映像伝送システム、遠隔運転、遠隔操作などに取り組んでいます。国産メーカーとして、オリジナルの「もの創り」、「独創」にこだわった製品とサービスを提供しています。
設立:1979年、売上190億円(2023年12月期・連結)、東証プライム
HP:https://www.soliton.co.jp/
【 Zao SDKに関するお問い合わせ先 】
株式会社ソリトンシステムズ 映像コミュニケーション事業部
Tel:03−5360−3860 stc-sales@list.soliton.co.jp
この銘柄の最新ニュース
ソリトンのニュース一覧マーケットニュース
おすすめ条件でスクリーニング
ソリトンシステムズの取引履歴を振り返りませんか?
ソリトンシステムズの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。