ストップ高。前日に23年3月期業績・配当予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の30億円から36億円、前期比72.1%増に引き上げ、主に海外分野において、メンテナンス関連の需要が想定以上に好調だったもよう。また、配当性向30%をめどとするように配当方針を変更すると発表、それにつれて、年間配当金を従来計画の15円から28円にまで引き上げるとしている。
仁丹<4524>:2269円(+271円) 2257 +259
一時ストップ高。前日に23年3月期業績・配当予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の2.8億円から5.6億円、前期比87.3%増に引き上げ、ジェネリック医薬品分野で販売を開始した高脂血症用剤の販売が想定以上に好調だったほか、価格改定効果なども寄与したもよう。上振れ期待は高かったとみられるが、修正幅の大きさがポジティブなインパクトに。また、年間配当金も従来計画の37.5円から40円に引き上げ。
神戸物産<3038>:3885円(+145円)
大幅反発。前日に3月の月次動向を発表している。営業利益は前年同月比8%増の22億円。直轄エリアの既存店出荷高は同3.2%増などとなっている。販売管理費は増加しているものの、売上総利益率は前年同月比0.5pt増の9.9%となり、8カ月ぶりの前年同月比改善となる形に。今後の収益回復基調入りを期待する流れへとつながっているようだ。価格改定効果や為替の悪影響一巡などが背景とみられる。
東エレク<8035>:15770円(+375円)
大幅続伸。本日は同社など半導体製造装置関連銘柄が強い動きとなっている。前日の米国市場では、決算発表を行ったラムリサーチが7%超の大幅上昇。さらに、台湾TSMCが決算で、通期売上高見通しを下方修正したものの、設備投資計画の据え置きを発表している。事前には設備投資計画の下方修正観測が伝わっていたため、製造装置メーカーにとっては買い安心感につながっているようだ。
ディスコ<6146>:16500円(+1910円)
大幅続伸。前日に23年3月期の決算を発表。営業利益は1104億円で前期比20.7%増となり、市場予想は上振れたものの、先に個別売上高速報を発表しており、大きなサプライズはないもよう。また、4-6月期見通しは前年同期比24%減の165億円とし、190億円程度のコンセンサスを下回っているが、為替前提が保守的で、ネガティブな反応も乏しい。こうしたなか、4-6月期の消耗品売上の底打ち見通しなどがポジティブ視される形に。
駅探<3646>:433円(+7円)
大幅に続伸。システム受託開発会社などを統轄するアイティエルホールディングス(東京都中央区)と合弁会社「駅探I&I」(東京都千代田区)を設立すると発表している。グループのM&A・アライアンス戦略の加速化などが目的。出資比率は駅探が90.0%、アイティエルホールディングスが10.0%。合弁会社はアイティエルホールディングスの子会社でエンジニア人材派遣などの実績を持つ3社の株式を取得し、子会社化する。
GDH<4437>:1281円(+108円)
大幅高。23年3月期の期末配当予想を従来の無配から5.00円(前期末実績は無配)に増額修正している。初配となる。23年3月期の状況を踏まえ、今後も内部留保の充実を図り事業拡大のための投資を優先しつつ、株主への利益還元が可能との判断に至ったという。同期の純利益予想は前期比5.6%増の3.08億円。第3四半期累計(22年4月-12月)の実績は前年同期比65.0%増の2.79億円だった。
アイドマHD<7373>:3165円(+135円)
大幅に7日ぶり反発。大株主の三浦陽平氏がアイドマ・ホールディングス株60万株を処分したことが変更報告書で明らかになっている。三浦氏は処分理由について、流通株式比率の向上と株主の多様化が目的と同社へのレターで説明。その上で「今後も安定株主として長期保有していく方針に変わりはない」とした。アイドマ・ホールディングスは、東証プライム市場の上場基準である流通株式比率35%以上を目指している。 <ST>
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