ホテル事業の売上高は前年同期比60.7%増の98.20億円、営業利益は同71.0%増の12.39億円となった。良好なホテルマーケットのもと、緻密なレベニューマネジメントを実施し、高い稼働率及び客室単価を維持している。同社グループでは2023年4月には京都府京都市において「KAYA 京都 二条城 BW Signature Collection by Best Western」、2023年9月には宮城県仙台市において「KOKO HOTEL 仙台勾当台公園」、「KOKO HOTEL 仙台駅前South」及び「KOKO HOTEL 仙台駅前West」、2023年12月には「Red Planet BGC The Fort」、本年3月には愛知県名古屋市において「ベストウェスタンプラス名古屋栄」の運営を開始しており、業績の向上に寄与している。また、本年4月には自社ブランドであるKOKO HOTELの更なる認知度拡大のため「フィーノホテル札幌大通」を「KOKO HOTEL 札幌大通」にリブランドしている。さらに、本年8月には長期の運営期間の確保と収益性の向上を図るため「KOKO HOTEL Residence 浅草かっぱ橋」、「KOKO HOTEL Residence 浅草田原町」、「KOKO HOTEL 築地 銀座」及び「KOKO HOTEL 大阪心斎橋」のホテル運営形態を運営委託型から固定賃料と変動賃料を組み合わせた賃貸借契約型へ移行している。
不動産事業の売上高は同94.0%減の5.01億円、営業利益は同78.2%減の5.00億円となった。前中間連結会計期間においては、同社グループが販売用不動産として保有していた「ベストウェスタンプラス福岡天神南」及び「フィーノホテル札幌大通(現「KOKO HOTEL 札幌大通」)」のホテル物件を売却したことに伴い大幅な増収増益となった。当中間連結会計期間においては、同社グループがホテル運営をしている「KOKO HOTEL 築地 銀座」のホテル物件を対象資産とする信託受益権を保有する特別目的会社に対する匿名組合出資について、当該物件を売却したこと等に伴う匿名組合分配益4.94億円を計上している。
2025年3月期通期の連結業績予想について、売上高が前期比10.9%減の200.78億円、営業利益が同44.1%減の18.91億円、経常利益が同49.6%減の13.15億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同55.3%減の14.73億円とする期初計画を据え置いている。 <ST>
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