(+1.04%)の5240.03で取引を終了した。昨日の下落が行き過ぎとの見方に値ごろ感から買われ、寄り付き後、上昇。深刻な景気後退入りへの不安が緩和し投資家心理が改善したほか、キャタピラーなど一部主要企業の好決算を受け、相場は終日、買戻しが先行した。ハイテクも買われ上げ幅を拡大。終盤にかけて失速もプラス圏で終了した。
米国株は落ち着きを取り戻しつつある一方、ボラタイルな東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は寄付き後、33739.46円まで下げ幅を拡大したが、現物市場では銀行株などが買い戻されて、TOPIXは切り返す展開に。10時過ぎ、内田眞一日銀副総裁が、函館で行われている金融経済懇談会にて「金融資本市場が不安定な状況で利上げすることはない」「当面、現在の水準で金融緩和をしっかりと続ける必要がある」と述べたことで、為替が一時1ドル147円台と3円ほど円安ドル高が進行。
円安に振れたタイミングで、日経平均は一気に切り返し、一時上げ幅は1000円超まで拡大した。足元の乱高下が嫌気されて上値は重くなったが、米国株先物の堅調推移も下支えとなった。
大引けの日経平均は前日比414.16円高(+1.19%)の35089.62円となった。東証プライム市場の売買高は32億9536万株。売買代金は7兆3744億円。業種別では、銀行業、卸売業、証券・商品先物取引業、保険業、機械などが上昇した一方、ゴム製品、鉱業、海運業、石油・石炭製品、金属製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は66.3%、対して値下がり銘柄は31.9%となっている。
日経平均採用銘柄では、ディスコ<6146>が大幅高となったほか、ソシオネクスト<6526>など半導体株の一角が上昇。また、ニチレイ<2871>が決算を材料に買われたほか、三井住友FG<8316>、りそなHD<8308>、三菱UFJフィナンシャルG<8306>、みずほFG<8411>、ふくおかFG<8354>など銀行株が総じて上昇。このほか、キヤノン<7751>、日本製鋼所<5631>、IHI<7013>、川崎重工<7012>が買われた。後場、事業の構造改革を発表した住友化学<4005>が一段高となった。
一方、第1四半期営業利益が市場コンセンサスを下回ったことでダイキン<6367>、リコー<7752>が大幅安となったほか、三井化学<4183>は、第1四半期業績好調もプラントトラブルの影響懸念などが意識されて売られた。このほか、古河電工<5801>、AGC
<5201>、味の素<2802>、鹿島建設<1812>が下落した。
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