「半導体」がランキング首位、米エヌビディアのマド開け急騰で再注目場面に<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体」がランキング首位を獲得している。
AI関連株全般に対してのバブル論議もかまびすしくなっているが、それでも機関投資家を中心とした同セクターの資金流入に陰りは見られない。加速度的に市場を拡大させている生成AIを中心に、そこから派生するAIエージェントやフィジカルAIといった分野が日米株式市場で有力な投資テーマとなっている。そして、その屋台骨を支えるインフラである半導体セクターを、足もとで再び買い直す動きが観測されている。
前日の米国株市場では画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が大きくマドを開けて買われ5.8%高と気を吐いた。同社株の時価総額レベルで1日6%近い上昇を示すのは相当な実需買いニーズが背景にあることを物語る。同社のCEOであるジェンスン・ファン氏がAI用最先端半導体のブラックウェルの先行きに対してこれまで以上に強気な見方を示しており、そうしたなか、同社が台湾の半導体受託生産大手TSMC<TSM>に増産を依頼したという事実が判明、株価を強く刺激する格好となった。この日はエヌビディア以外でもマイクロン・テクノロジー<MU>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>など半導体セクターの主力株が軒並み大きく買われ、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%高と大きく切り返した。
きょうの東京市場ではAIデータセンター関連に位置付けられる銘柄に買いが顕著で、NAND型フラッシュメモリー大手のキオクシアホールディングス<285A.T>が売買代金でソフトバンクグループ<9984.T>を凌ぐトップとなり、株価も大幅高に買われている。このほかエヌビディア関連の最右翼であるアドバンテスト<6857.T>は上値が重くなっているものの、相対的に出遅れ感のあったレーザーテック<6920.T>が値を飛ばしているほか、TOWA<6315.T>、山一電機<6941.T>、イノテック<9880.T>といった中小型の半導体関連に物色の矛先が向いている。
出所:MINKABU PRESS
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