キユーピーが大幅反発、１６年１１月期営業利益予想と期末配当を上方修正

　キユーピー<2809.T>が大幅反発。前週末２４日の取引終了後、１６年１１月期の連結業績見通しについて、売上高を５７５０億円から５６００億円（前期比１．９％増）へ下方修正した一方、営業利益を２８０億円から２９０億円（同１０．０％増）へ、純利益を１５０億円から１５９億円（同６．３％減）へ上方修正したことが好感されている。

　上期に、付加価値の高い商品の販売が好調だったことや、不採算商品の見直しなどのコスト改善が進んだことが寄与したという。また、主な原料である鶏卵や物流システム事業で燃料として使用する軽油の購入価格が想定より下回ったことも利益増につながったとしている。

　また、業績予想の修正に伴い、従来１５円を予定していた期末配当を１７円に引き上げるとあわせて発表したことも好材料視されている。年間配当は３２円（従来計画３０円）となり、前期の２９円に対して３円の増配を予定している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）