カッシーナ、今期経常を一転7％減益に下方修正

　カッシーナ・イクスシー <2777> [東証Ｓ] が8月3日午前(10:00)に業績修正を発表。22年12月期の連結経常利益を従来予想の9億7500万円→5億6000万円(前期は6億0500万円)に42.6％下方修正し、一転して7.4％減益見通しとなった。
　同時に、1-6月期(上期)の連結経常損益も従来予想の1億9000万円の黒字→8400万円の赤字(前年同期は2億7700万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（2022年12月期第２四半期）　売上高につきましては、カッシーナ・イクスシー及びエスエムダブリュ・ジャパンともに第２四半期までに売上計上を見込んでいた案件への納品が、建設工事の遅れ等によって延期となったことや競争の激化などによって受注を見込んでいた案件を失注したことが主たる要因となり、前回発表した予想を下回る見込みとなりました。　利益につきましては、粗利率と販売費及び一般管理費は予想通り推移しましたが、売上高が予想を大幅に下回ったことによって、営業利益、経常利益、四半期純利益において赤字を計上する見込みとなりました。（2022年12月期累計期間）　売上高につきましては、第３四半期以降は前回の業績予想を確保する見込みですが、第２四半期累計期間までに不足した分を挽回できる目途はたっていないため、その分を下方修正させていただきます。　利益につきましては、第２四半期累計期間までの業績予想とのかい離分に加えて、物流費の高騰や短納期で納品できるよう在庫を積み増すための倉庫費用等を追加で見込んだため、営業利益、経常利益、当期純利益の下方修正幅が第２四半期累計期間よりも拡大しております。　　　　なお、2022年12月期の年間配当金の予想（期末に１株当たり40円）については、変更いたしません。その他　上記の業績予想につきましては、本資料の発表時点において入手可能な情報及びその業績に影響を与える不確実な要因に係る仮定を前提としております。実際の業績は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。