ゲンキーが朝安から切り返し急、地方創生の追い風受け業績成長加速

　ゲンキー<2772.T>が上げ足加速、４連騰で８５００円を突破、昨年１２月３日に上ヒゲでつけた昨年来高値９０００円をにらんでいる。きょう朝方は利益確定売りにいったん下押す展開を余儀なくされたが、前場終盤から動きが一変、８０００円トビ台からの切り返し波動が鮮烈だ。福井県を本拠に北陸や東海を中心に大型ドラッグストアを展開、ドラッグストアの垣根にとらわれず、商品カテゴリーは多岐にわたり、「全体売り上げに対し食品構成比が過半を占めるというコモディティストアとしての側面が功を奏している」（国内証券アナリスト）という。「地方創生」が安倍政権の政策命題として掲げられるなか、地域活性化の恩恵も享受しそうだ。営業利益は前１４年６月期に前の期比倍増となる１９億１００万円と急回復を示したが、続く今６月期も前期比２６．２％増の２４億円を見込むなど飛ぶ鳥を落とす勢い。信用倍率は０．６７倍と売り長で日証金では逆日歩がついており、内需系の小型株特有の株式需給関係の良さもプラスに働いている。

ゲンキーの株価は１４時１２分現在８６４０円（△４２０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）