エネルギー&ソリューションズ事業の売上高は前年同期比1.5%増の930.12億円、営業利益は同36.0%増の46.33億円となった。家庭用、業務用を中心に都市ガスの販売量が増加したため、売上高は増加した。利益面は、都市ガスの売上総利益が増加したことに加え、バイオマス発電所の順調な稼働が寄与した。また、販売費及び一般管理費の低減に努めたことから、営業利益は増加した。
エンジニアリング&メンテナンス事業の売上高は同16.1%増の256.86億円、営業利益は同49.1%増の27.17億円となった。設備工事、土木、建築及びメンテナンスの全ての部門において受注が好調に推移し、完成工事が増加したため、売上高は増加した。利益面は、完成工事高の増加に加え、各部門においてプロセス管理の継続的な改善に取り組んだことにより、完成工事粗利益が増加したことから、営業利益は増加した。
ハウジング事業の売上高は同28.6%増の310.98億円、営業利益は2.14億円(前年同期は0.91億円の損失)となった。住宅販売部門は注文住宅及び分譲住宅の販売棟数が減少したものの、住宅部資材加工・販売部門においてハウスメーカー、工務店など取引先からの受注が増加した。また、当期より安江工務店の実績を反映したことから、売上高、営業利益はともに増加した。
カーライフサポート事業の売上高は同9.1%増の131.79億円、営業損失は8.07億円(同2.70億円の損失)となった。国内への輸入自動車の入荷が回復したことに伴い、フォルクスワーゲンの新車販売台数は増加した。また、これまで販売用に仕入れていた中古車の在庫処分を進めたため、売上高は増加した。利益面は、在庫処分の影響、並びにフォルクスワーゲンの中古車販売台数の大幅な減少により売上総利益が減少したことに加え、広告宣伝費など販売費及び一般管理費が増加したことから、営業損失を計上した。
アニマルヘルスケア事業の売上高は同7.7%減の178.62億円、営業損失は3.19億円(同0.99億円の利益)となった。畜産部門は動物用医薬品等の受注が堅調に推移したものの、ペット関連部門において仕入先の商流変更により療法食の取扱いがなくなったことに伴い、フード類の受注が大幅に減少したことから、セグメント全体の売上高は減少した。利益面は、商流変更の影響に加え、事業構造改革に伴い販売費及び一般管理費が増加したため、営業損失を計上した。
プロパティ事業の売上高は同13.2%減の49.92億円、営業利益は同22.8%増の0.63億円となった。前期の期中に完成した分譲マンションの販売戸数が減少したことから、売上高は減少した。利益面は、不動産部門において自社保有資産の売却や買取再販が増加したことに加え、ホスピタリティ部門において宴会や宿泊の利用客数が増加し、営業利益は増加した。
2025年11月期通期については、売上高が前期比9.4%増の2,630.00億円、営業利益が同14.1%増の72.00億円、経常利益が同6.0%減の77.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.8%減の51.00億円とする4月7日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
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