マクドナルドが続落、１５年１２月期３８０億円の最終赤字予想を嫌気

　日本マクドナルドホールディングス＜2702.T＞が続落。同社は１６日の取引終了後、未定としていた今１５年１２月期の業績予想を発表。連結売上高２０００億円（前期実績２２２３億１９００万円）、営業損益２５０億円の赤字（同６７億１４００万円の赤字）、最終損益３８０億円の赤字（同２１８億４３００万円の赤字）と大幅な赤字を見込んでおり、これを嫌気する動き。予断を許さない経営環境が続いており、売上高の減少と一時的な費用が増加、減損損失を４９億円計上する。業績浮上を図るべく全国の既存店の改装を今まで以上に早いペースで実施。今後４年間で約２０００店舗を改装し、現在２５％のモダンな店舗の割合を９０％にする計画。マーケティングや人事、財務といった機能を各地域に持たせ権限委譲を進めることも表明しており、これらの取り組みが注目される。

マクドナルドの株価は９時４８分現在２６１５円（▼３５円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）