米穀事業は、外国産米の取扱いにおいては、ミニマム・アクセス米の数量を増やしたものの、販売単価が低いタイ国産米の割合が高かったため、外国産米全体の売上高は減少した。しかしながら、国内の需給環境により国産米の販売単価が上昇したことや精米販売数量の拡大に注力したこと等から、売上高は前年同期比5.1%増となった。一方、高価格帯のブランド米や飼料用米への生産シフトにより、安定価格を重視する業務用向け等の調達が難航し、採算の悪化が続いた。
食品事業は、前期に食品に属する連結子会社を譲渡した影響により、売上高は減少した。また、穀粉販売の採算が悪化したこと、台湾に建設したたんぱく質調整米の製造工場が稼働したものの、計画より大幅に遅れて費用が嵩んだ。
飼料事業は、飼料原料相場が変動しているなか、販売数量の増加に注力した結果、売上高は前年同期比4.8%増となり、採算の向上に努めた結果、営業利益は同11.1%増となった。
鶏卵事業は、業務用向け鶏卵及び鶏卵加工品の販売が増加したことから、売上高は前年同期比5.1%増となった。しかしながら、量販店におけるパック卵の販売が減少したことに伴い採算が悪化した。
2018年12月期通期の連結業績予想ついては、売上高が前期比4.4%増の1,100.00億円、営業利益が同15.5%増の7.50億円、経常利益が同6.1%増の7.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.9%減の5.00億円を見込んでいる。
<MW>
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