■GEI <9212> 710円 (+30円、+4.4%)
Green Earth Institute <9212> [東証G]が大幅反発。26日の取引終了後、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)ムーンショット型研究開発事業「機能改良による高速CO2固定大型藻類の創出とその利活用技術の開発」に採択されたと発表。今回の事業は、大型藻類のCO2固定能力を最大限引き出し、CO2固定化速度を高速化するとともに、生育した大型藻類を原料として有用物質へと変換することで持続可能な資源循環を実現しようとするもの。GEIは同事業のなかで大型藻類を糖化し、エタノールを生産するプロセスの最適条件の探索とスケールアップに取り組む。
■日立造 <7004> 860円 (+32円、+3.9%)
日立造船 <7004> [東証P]が大幅反発。急速に切り返す動きで、前日26日の全体波乱相場に引きずられ下落した分を帳消しにする強調展開をみせた。26日取引終了後、船舶用エンジン事業を分社化して新会社を設立することを発表しており、経営構造改革による収益体質の向上に期待する買いを呼び込んだ。新会社については大手造船の一角である今治造船(愛媛県今治市)から35%の出資を受ける予定。これにより、不採算化している船舶用エンジン事業の改善を図る構えだ。また、日立造船は現在日立製作所 <6501> [東証P]との資本的な結びつきはなく、造船事業からも撤退していることから、社名変更に向けた動きがある。株価的にも新生・日立造船への注目度が高まる可能性が指摘されている。
■マイネット <3928> 480円 (+18円、+3.9%)
マイネット <3928> [東証P]が大幅高で3日ぶりに反発。26日の取引終了後、B.LEAGUE公認ファンタジースポーツサービス「B.LEAGUE#LIVE2022」の提供を開始したと発表しており、これが好感された。同タイトルは現実連動型ブラウザゲームで、実在のB1・B2所属選手を友達同士でドラフトし合って仮想チーム(ファンタジーチーム)を編成し、対戦することができるという。
■JBR <2453> 731円 (+23円、+3.3%)
ジャパンベストレスキューシステム <2453> [東証P]が大幅高で5日ぶりに反発。26日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を40万株(発行済み株数の1.20%)、または3億円としており、取得期間は22年9月27日から23年9月26日まで。株主還元及び資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。
■モバファク <3912> 896円 (+23円、+2.6%)
モバイルファクトリー <3912> [東証P]が反発。26日の取引終了後、ホットリンク <3680> [東証G]と両社のNFT事業拡大に向けて業務提携したと発表しており、これが好感された。モバファクの100%子会社であるビットファクトリーが提供するNFTサービス構築支援プラットフォーム「ユニキス ガレージ」とホットリンクのSNS上でのプロモーションの専門性を融合させることで、NFT事業の拡大を図るという。これにより、 NFTの販売を考える企業に、NFTの生成・販売を行う機能の提供に加え、流通を促進するSNS上のプロモーションの提案も可能となるという。
■ウォンテッド <3991> 2,301円 (+51円、+2.3%)
ウォンテッドリー <3991> [東証G]が7日続伸。26日の取引終了後、100%連結子会社Wantedly Singaporeが行う増資の全額を引き受けると発表しており、今後の展開に期待した買いが入った。シンガポール国内において更なる事業拡大にかかる資金需要に対応するためとしている。増資の金額は約1億円。なお、同件による23年8月期の連結業績に与える影響は軽微という。
■田中商事 <7619> 563円 (+12円、+2.2%)
田中商事 <7619> [東証S]が反発。26日の取引終了後、未定としていた23年3月期の中間配当予想を前年同期比3円増の10円にすると発表しており、これが好感された。なお、期末配当は引き続き未定としている。
■JNS <3627> 377円 (+8円、+2.2%)
JNSホールディングス <3627> [東証P]が5日ぶりに反発。27日午前11時30分ごろ、子会社JENESISが、obniz(東京都豊島区)が販売する「obniz BLE/Wi-Fiゲートウェイ Gen2.0」の量産設計・製造を受託したと発表しており、これが好材料視された。同製品は、 IoTデバイスやBLEビーコンセンサーからのBluetooth信号で受信した情報を、ネットワーク経由でクラウドやWebサービスに送信・連携する中継器(ゲートウェイ)。人や物の動き、温度・明るさ・湿度・CO2濃度など、さまざまな状態を検知するセンサーと同製品を連携することで、収集したデータを活用した各種IoTサービスを手軽に展開することができ、建設現場での作業環境の管理や新型コロナウイルス感染症の自宅療養者の見守りシステムにも活用されている。
■岩塚製菓 <2221> 4,170円 (+80円、+2.0%)
岩塚製菓 <2221> [東証S]が3日ぶりに反発。26日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、最終利益を15億円から36億円(前期比4.3倍)へ上方修正しており、これを好感した買いが入った。WANT WANT CHINA HOLDINGS(ワンワングループ)からの受取配当金が見込みを上回り計上することが要因。なお、売上高198億円(同9.7%増)、営業損益2億円の黒字(前期3億2600万円の赤字)は従来見通しを据え置いた。
■ポート <7047> 910円 (+16円、+1.8%)
ポート <7047> [東証G]が反発。26日の取引終了後、ジェイック <7073> [東証G]と資本・業務提携すると発表しており、これが好感された。ポートとジェイックは人材会社向け送客サービスで長年取引関係にあり、ポートの「集客力」とジェイックの「顧客ネットワーク」及び「洗練された教育プログラム」という強みをより強固に連携させることで、若年層向けの就職支援領域における双方の業界プレゼンスを高めることができると判断したという。資本面では、ジェイックが自社株として保有する株式1万6600株を1株3000円で取得するほか、今後提携状況の進捗に応じてジェイック株式を市場で取得するとしている。
■特殊陶 <5334> 2,815円 (+45円、+1.6%)
日本特殊陶業 <5334> [東証P]が反発。26日の取引終了後、第2四半期累計(4-9月)連結業績予想について、売上高を2757億円から2820億円(前年同期比20.2%増)へ、営業利益を457億円から543億円(同60.1%増)へ、純利益を334億円から437億円(同74.6%増)へ上方修正しており、これを好感した買いが入った。補修用部品市場、半導体製造装置用部品の好調な販売は計画通りで推移していることに加えて、円安進行の影響と事業開発の費用が予定を下回ったことも利益を押し上げる。また、本社地区移転に伴う固定資産売却益を計上することも寄与する見通し。なお、中間・期末各69円の年138円を予定していた配当予想について、中間83円・期末69円の年152円にすると発表した。前期実績の年102円に対しては50円の増配となる予定だ。
■宝HLD <2531> 1,070円 (+15円、+1.4%)
宝ホールディングス <2531> [東証P]が4日ぶりに反発。26日の取引終了後、グループ会社が日本食材卸会社であるスペインのアマラン社の全株式を取得するとともに、オーストラリアのニッポンフード社の株式を追加取得し100%子会社化すると発表しており、これが好感された。海外日本食材卸ネットワークの拡充や新商品の開発を図るのが狙い。なお、同件による23年3月期業績への影響は軽微としている。
■サカタタネ <1377> 4,805円 (+65円、+1.4%)
サカタのタネ <1377> [東証P]が3日ぶりに反発。同社は26日、家庭菜園向け野菜苗シリーズ「おうち野菜」をリニューアルすると発表しており、これが好感された。今回のリニューアルでは新たなコンセプトとして「育てるだけじゃない『家族で楽しむ』」を掲げ、親しみやすいデザインに刷新し既存苗のラインアップも拡充する予定。また、タネは12月上旬、苗は来年4月上旬から順次販売するとしている。
■DyDo <2590> 4,805円 (+55円、+1.2%)
ダイドーグループホールディングス <2590> [東証P]が続伸。26日の取引終了後に発表した9月度(8月21日~9月20日)の国内飲料事業の販売状況で、販売本数が前年同月比19.3%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。流通チャネル別では自販機、流通チャネルともに伸長した。
※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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