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2025/01/30 - アウン(2459) の関連ニュース。 決算概要>ハイライト司会(AIナレーション):これより、アウンコンサルティング株式会社の2025年5月期第2四半期決算説明会を開催します。まずは、2025年5月期第2四半期の決算のハイライトです。売上高は1億3,300万円、売上総利益は8,700万円、営業利益はマイナス3,100万円、親会社株主に帰属する当期純利益はマイナス3,

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【QAあり】アウンコンサルティング、経営資源を日本本社に集約し営業活動を強化 グループの合理化・効率化へ

投稿:2025/01/30 17:00

決算概要>ハイライト

司会(AIナレーション):これより、アウンコンサルティング株式会社の2025年5月期第2四半期決算説明会を開催します。

まずは、2025年5月期第2四半期の決算のハイライトです。売上高は1億3,300万円、売上総利益は8,700万円、営業利益はマイナス3,100万円、親会社株主に帰属する当期純利益はマイナス3,800万円となりました。

決算概要>損益計算書

損益計算書の詳細です。各国に分散していた経営資源を、海外および多言語需要の拡大が期待される日本本社に集約し、営業活動を強化したことで、問い合わせ件数の増加や既存顧客の維持・拡大に結び付けられており、今後の成長軌道への足がかりとすることができました。

なお、経営のスリム化を図るため、連結子会社2社の解散および清算を行ったことで、営業損失の赤字幅は縮小したものの、売上高は減収となりました。

決算概要>貸借対照表

貸借対照表です。2025年5月期第2四半期時点における総資産は7億9,900万円、負債合計は3億8,600万円となりました。これは主に、売掛金および買掛金の減少によるものとなります。

決算概要>キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書です。現金及び現金同等物の中間期末残高は、前第2四半期末時点から1億4,200万円減少し、4億4,400万円となりました。

その他、四半期ごとの売上高や利益の推移、サービス別の推移に関しては、次のページ以降に詳細を記載していますのでご確認ください。

続いて、信太より今後の事業展開についてご説明します。

事業戦略と市場規模

信太明氏(以下、信太):代表取締役CEOの信太です。私からは、未来の話を中心にご説明したいと思います。今期の戦略として、従来はアジアを中心に展開していた多くの拠点を、現在東京へ集約する取り組みを進めています。こちらについてはほぼ見通しが立ち、完了の段階に入っています。

以前は現地からのサポートが主流でしたが、現在は東京の本社からでも一括してサポートできる体制が整ってきたため、拠点の閉鎖に伴う悪影響は今後も生じないと考えています。

そして今後は、生産性向上をさらに進めていきます。具体的にいうと、当社はSEOとインターネット広告を中心に事業を展開しているため、それらのコンサルテーションの効率化を引き続き進めています。

加えて、人材採用・育成・組織体制の強化を進めます。最近は、海外で勤務していた方が東京あるいは日本国内に戻るという状況がかなり多くなってきています。そのような方々の採用強化を進めている最中です。

事業戦略>目的と手法

私どもの商品についてです。あらためてのご説明となりますが、当社の事業は販売促進とブランディングの2つに分かれています。特に、スライド左側の販売促進はお客さまの売上と直結する手法になっているため、こちらを中心に進めつつ、さらに売上を拡大するという観点で、ブランディングを追加で販売しています。

事業戦略>手法とサービス

私どもの商品の詳細については、こちらのスライドをご参照ください。

事業戦略>実績

私どものお客さまについてです。業界は多岐にわたっています。特にアウトバウンドとインバウンドの分野が多く、当社の主力となっています。なお、アウトバウンド領域では製造業まわり、インバウンド領域では物流のほか、最近は不動産、生活サービスのお客さまも増加傾向にあります。

事業戦略>人材投資

人材投資についてです。報酬の面では、かねてより賃上げに取り組んでいます。また人事制度の面では、以前はリモートワークを実施していた企業でも、現在は週1回から2回くらいはオフィスで働く例が増えてきていると聞きます。しかし、私どもは完全リモートワークを2020年2月から継続しています。

この働き方においても、朝の5時から夜の22時まで1分単位で、どの時間でも働ける「月間総労働時間制」を採用しているため、弾力的に働きたい方には非常に受けが良いと認識しています。したがって、こちらについては継続していきたいと考えています。

市場規模>アウトバウンド>進出地域・数

アウトバウンドの市場規模についてです。私どもは、アウトバウンドとインバウンド、そしてレジデントにおけるグローバル領域のお客さまを中心に展開しています。一方で、昨今の国内人口の減少や高齢化に伴って、アウトバウンド領域の勢いが増していると認識しています。

現状はアジアや欧米への進出が非常に多くなっていますが、そのようなお客さまにサービスを提供できるように努めていきたいと考えています。

市場規模>アウトバウンド>企業形態・業種

こちらのスライドには、アウトバウンド領域のお客さまに関する詳しい数字を示しています。

市場規模>インバウンド>総数

インバウンドの市場規模についてです。ご存知のとおり、直近では円安などを背景に、2024年度の1年間でコロナ禍前を大きく上回り、過去最高となる4,000万人弱のインバウンドの方々が訪日しています。私どもとしては、ここをきちんと売上につなげていきたいと考えています。

市場規模>インバウンド>消費額

インバウンド領域の消費額は、昨年度では8兆円を超えています。特に、従来訪日していたアジアの方々に加え、最近では欧米やオーストラリアなど、遠方からの訪日外国人が増えたことによって、滞在日数が長くなっています。

滞在日数が長くなると、宿泊や飲食、お土産に加え、最近はコト消費などの消費額が増加する傾向があります。それに伴い、私どものお客さまにおいても、SEOや広告などの予算が増えていく可能性が高いため、そこは十分にキャッチアップしていきたいと考えています。

市場規模>レジデント

レジデントの市場規模についてです。国内に居住されている外国人の方を、私どもは「レジデント」と呼んでいます。労働人口の減少に伴い、政府も特定技能・技能実習生の緩和を実施するなど、さまざまな取り組みが進められています。

現在、300万人超の方々が国内に住んでいますが、今後さらに増えていく見込みです。こちらについても、今後の需要を早期に取り込めるように努めていきたいと考えています。

参考>リリース・掲載情報

昨今のリリースはIRとPRを兼ねており、可能な限り多くの方に、私どもの事業内容を理解してもらうという観点で取り組んでいます。そして当然ですが、株価の向上にも努めています。今後も出来高をきちんと増やしながら、株価の向上に努めたいと考えています。

そして、私どもに気づいてもらうきっかけのようなものを、可能な限りさまざまな切り口で提供することに、今後も注力していきたいと考えています。

参考>新サービス「SEOインハウス」

新サービスの「SEOインハウス」についてです。従来、私どもは「大丸有」と呼ばれる大手企業を中心にサービスを提供してきました。今後さらに売上を拡大するため、中堅企業でも利用しやすいような、社内のSEO担当者が、自らSEOを実施できるツールとして、オロパス社と提携したサービスをリリースしています。

こちらは、私どもにとって今まで主力ではなく、まだ努力しなければならないマーケットの部分になります。したがって、今後きちんと強化していきたいと考えています。

参考>東京サステナブルワーク企業(みらワカ)

こちらは先ほど人材の説明で少し触れましたが、男性も女性も、その他のいろいろな事情のある方々も含め、すべての方々が働きやすい環境の整備を継続的に進めています。その表れの1つとして、当社は「東京サステナブルワーク企業(みらワカ)」に登録されました。

参考>事例インタビュー(カシオ計算機株式会社様)

当社では従来より「大丸有」の企業に取り組んでいます。その事例の1つに、カシオ計算機株式会社が該当します。同社は、私どもが特に米国を中心に強化したSEOにより、半年程度で流入・アクセス数が10倍以上に増えています。また、それ以外も含めたグローバル領域でも3倍以上という結果が出ています。

今後もこのような事例を増やし、少しでも多くの国へ展開するとともに、関連会社や同業他社でもサービスを提供していきたいと考えています。

質疑応答:下期の業績回復見通しについて

質問者:中間期はまだ低迷が続いている印象を受けます。今回、カシオ計算機株式会社の事例についてのお話が出ていますが、下期にどの程度巻き返せると考えていますか?

信太:もちろん巻き返すという想定で、現在動いています。また、上期ももう少し伸ばせたのではないかという議論もあり、反省はしています。その点について、ここで少しご説明します。

当社では営業強化を行っており、今期6月からは私が陣頭指揮をとる営業活動をスタートしています。その柱として、2024年9月からWebサイトを大幅にリニューアルしました。私どものサービスの主力事業がSEOになるため、当社のWebサイト等にもSEO対策をきちんと実施しています。その結果、アクセス数や問い合わせ数が、だいたい3倍ぐらいに増えています。

9月から開始し、すでに3倍になっているため、かなり短期間で増えたと言ってよいと思います。現在は、その増えた問い合わせの商談中で、受注に至る過程にあると考えています。

本来であれば3ヶ月程度で契約までたどり着くことを理想としていますが、金額が大きくなると検討期間も長くなるため、足元では6ヶ月程度かかっています。私どもとしては、いかにリードタイムを短くして短期間での受注に結びつけるか、あるいは今のような良いペースで、3倍ほどの増加をより増やしていくかを考えており、そのために努力しているところです。したがって、下期は良い数字を作っていきたいと考えています。

質問者:以前から「大丸有」に力を入れつつも、これからは中小企業にも力を入れていきたいというお話をうかがっていました。足元で見込みが増えているのはどちらでしょうか? 

信太:両方になります。「大丸有」の大手企業から中堅企業ぐらいまでが多いと思います。反対に、中小零細企業になると、従来のコンサルティングサービスの場合、なかなか予算が合わないケースもあります。そこについては中堅・中小企業向けのツールも提供しながら、コンサルテーションとは違うサービスを提供していきたいと考えています。

質問者:広告についてはいかがでしょうか? 足元の状況では、インバウンドなどの影響が期待できると思います。

信太:問い合わせ数が約3倍に増えた内訳については、SEOと広告がともに伸びており、どちらかが多い・少ないということはありません。傾向としては、SEOは特に大企業の海外進出に関するアウトバウンドの案件が非常に多くなっています。逆に広告は、中堅企業のインバウンドの案件のほうが多い印象です。

質問者:今期は通期で赤字を脱出できると見ていますか?

信太:赤字から脱出するべく取り組んでいます。

質疑応答:来期の見通しについて

質問者:来期の見通しについて教えてください。現在、たくさんの見込みが増えているというお話がありました。来期はどのような伸びが期待できそうでしょうか?

信太:実際のところ、3倍増という数字は、この短期の中でかなり高い成果だと認識しています。この水準をきちんと維持しながら、5倍増を目指していきます。10倍増はなかなか大変だと思いますが、着実に数字を伸ばしていく方針です。

同時に、課題として受注までのリードタイムを6ヶ月から、3ヶ月や4ヶ月に短縮することによって、確実に黒字化を達成し、さらなる成長を目指していく考えです。

質問者:それができる余地はありますか? 大企業だとなかなか難しいかと思いますが、主に中小企業、中堅企業に対する取り組みになるのでしょうか?

信太:おっしゃるとおり、大企業の場合は組織のレイヤーが複雑で、上層部への稟議が必要となるため、どうしても時間がかかる傾向があります。一方で、中堅・中小企業ではオーナー社長自らが決裁することも多いため、リードタイムは短くなると思います。

当社の構成として、SEOは大企業のお客さまが比較的多く、リードタイムが長めとなっています。反対に広告のほうは中堅企業のお客さまが中心であり、より短期での受注が見込めます。

質問者:いわゆる大企業からの受注金額の大きな案件で、来期に成約が見込める案件は多くあるのでしょうか?

信太:今、見込みの案件数は過去最大といえるほど多い状況です。ですので、いかに短期間で受注確度を高くできるかどうかが重要になると思います。特に大企業の場合は3月決算が多く、4月以降からスタートする案件がかなり多くなっています。仕事を確実にいただくためにも受注することになるかと思います。

質問者:大企業に限らないかもしれませんが、最初は少ない予算で試し、効果が確認できれば予算を段階的に拡大していく傾向があるかと思います。例えば、すでに受注しているカシオ計算機株式会社などは、今後の予算拡大を想定していますか?

信太:そのような想定もあります。

質問者:つまり、今期に受注した案件がさらに拡大していくため、来期はかなり期待できるということでしょうか?

信太:おっしゃるように、その可能性はあると思います。

質問者:今期と来期の費用面についてはいかがでしょうか? 引き続き、一定の採用活動は行われますか?

信太:採用は今期も行っていますが、来期も同様のペースで行っていくと思います。

質問者:費用がかかるものは、他にありますか?

信太:当社の販管費の多くは人件費です。そのため、いかに優秀な方々を採用し、早期に戦力化するかが重要だと考えています。

質疑応答:レジデント向けサービスについて

質問者:ご説明のあったレジデント向けサービスについて、具体的なサービスをすでに準備されているのでしょうか?

信太:具体的なサービスはまだありません。どちらかというと、今はSEOのアウトバウンド領域に優先度高く取り組んでいます。まずはそこに1対1で取り組み、次にインバウンド領域の主に広告、その次がレジデントになると考えています。

質疑応答:SEOとインバウンド領域における今後の顧客動向について

質問者:御社のお客さまが多い業界について、SEOは製造業まわり、インバウンド領域は不動産や物流というお話がありました。今後の受注見込みについて、製造業はカシオ計算機株式会社の事例にあったグローバルSEO、不動産や物流はインバウンド領域の広告と理解してよろしいですか?

信太:インバウンドはかなり多岐にわたります。おそらくみなさまが思い浮かべる宿泊業はもちろん、航空会社、鉄道、レンタカーなどの交通系サービスのほか、テーマパークや不動産なども含まれます。

質問者:以前より、そのようなお客さまが多かったかと思います。今期、来期で特に伸びるところは不動産や物流でしょうか?

信太:今、一番伸びている業種については特に思い浮かびません。おしなべて広く、安定していると感じています。

質疑応答:来期に成長が期待できる領域について

質問者:来期に伸びが期待できそうな領域や、その見込みが多い業種はありますか?

信太:私どもが最も伸ばさなければならないと認識しているところは、優先度第一位の製造業、そして大手企業を中心とするアウトバウンド領域になります。ここは、従来から力を入れているところです。

例えば、新型コロナウイルスのような感染症の流行や急激な円高により、インバウンドがある程度減るリスクは当然あります。そのような状況下でも、盤石な体制や強さを維持するため、アウトバウンド領域のSEOを強化する方法が最適だと私は考えています。したがって、今後も従来どおり強化していきます。

配信元: ログミーファイナンス

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