ここでの下値形成に成功すればリバウンドが見込めるだろう
これらの差別化が可能な取り組みを進める一方、介護事業、飲食にも手を出し、事業リスクを分散しているが、投資家から見ると、戦略的なものが見えにくい状況にはなっている。
業績は、堅調に推移しており、2019年3月期は11.4%営業増益、今期も8.2%の営業増益を見込んでいる。しかし、株価の方は、下落を続けている。今年3月6日、4月1日に2100円近辺で2度高値を付けた後、ほぼ一方的に下落を続け、先週ようやく1421円が下値にできる様相を呈してきた。ここでの下値形成に成功すれば、株価はひとまず1500円~1600円のゾーンへ戻る可能性が高い。
先週末の終値1441円は、PER=12倍の水準だ。
業績が良い銘柄であるだけに、ここまで調整した後は、リスクも限定されるだろう。