ケア２１が年初来高値、自社株取得枠の設定を好感

　ケア２１<2373.T>が続伸、年初来高値を更新した。同社は２８日の取引終了後、自社株取得枠の設定を発表、これを好感する動き。上限を１０万株（発行済み株数の４．４％）、または２億５０００万円としており、取得期間は１１月１日から２月２８日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行し、資本効率の向上を図るためとしている。

　同時に１６年１０月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を２３８億円から２２５億円（前期比８．７％増）へ、営業利益を８億５０００万円から４億円（同４８．８％減）へ、純利益を３億５０００万円から５０００万円（同８５．２％減）へ下方修正した。施設系介護事業で、新規開設した施設を早期満床にするため積極的な営業展開を図ったが施設の備品、消耗品や人財投入などの投資の回収までに至らず、不足額を解消することができなかったとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）