【売り】㈱フォーサイド（2330）前日比+19％も急騰。過熱感漂う= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【売り】㈱フォーサイド（2330）

携帯コンテンツの配信からスタート、電子書籍のほか投資銀行事業も手掛ける。

■注目理由
2月14日に決算を発表。
平成28年12月期（平成28年1月1日～平成28年12月31日）の業績は、営業収益+23.7％と増収、経常利益は41百万円で黒字転換（前年同期は△2.2億円）。
併せて、29年12月期の同利益は前期比2.5倍に急拡大する見通しとなっており好調だ。

一方、同社はマレーシア政府の中でマルチメディア業界を管轄する規制機関であるMalaysian Communications and Multimedia Commissionと、情報通信分野で相互協力を推進するための協議を正式に開始すると発表。
その取り組みに対して同社グループでは4月末にマレーシアで開催されるハッカソンイベント「NASASpace Apps Challenge KL 2017 Malaysia」にメインスポンサーとして協賛参加することになったという。（出典：2017年4月25日　）
これを受けて25日の株価は一時270円まで急騰、同日終値時点でPER108.44倍、PBR6.94倍と割高感があることから、今後は調整による急落の可能性もある。
空売りできない場合も、利益確定の良い頃合いと考えられるだろう。
しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。