クロスキャト、今期経常を25％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

　クロスキャット <2307> [東証Ｐ] が3月17日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の11.9億円→14.9億円(前期は11.7億円)に25.2％上方修正し、増益率が1.6％増→27.2％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.6億円→6.6億円(前年同期は6.9億円)に82.6％増額し、減益率が48.1％減→5.2％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の35円→37円(前期は1→2の株式分割前で32円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年３月期の業績につきましては、クレジット、金融、官公庁及び製造向案件が好調に推移し売上高は計画を上回る見通しとなりました。利益も、売上高の増加に伴い、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益それぞれが計画を上回る見通しとなり、当初の業績予想を上記のとおり修正することといたしました。これにより、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益すべてが、過去最高を更新する見込みです。

　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして認識しております。将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、株主の皆様への利益還元を実施していくことを基本方針とし、連結配当性向35％以上を目標としております。本時点における通期業績見通しに加え、当社事業活動に多大なご支援をいただいた株主様にお応えするため、2023年3月期の年間配当金を、2023年２月３日に公表した普通配当を1株当たり23円から２円増配して25円とし、記念配当12円と合わせ、１株当たり37円（株式分割前換算：74円）とすることといたしました。なお、当社は、剰余金の配当等について会社法に定める事項について、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会の決議によらず取締役会の決議による旨定款に定めております。