*12:20JST 後場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は上げ幅縮小する展開に
10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は反発、買い一巡後は上げ幅縮小する展開に
・ドル・円はしっかり、ドル買い継続
・値上り寄与トップはダイキン<6367>、同2位はコナミ<9766>
■日経平均は反発、買い一巡後は上げ幅縮小する展開に
日経平均は反発。前日比237.65円高(+0.62%)の38311.63円(出来高概算10億5000万株)で前場の取引を終えている。
9日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は331.37ドル高(+0.85%)の39387.76ドル、ナスダックは43.51ポイント高(+0.27%)の16346.27、S&P500は26.41ポイント高(+0.51%)の5214.08で取引を終了した。週次失業保険申請件数の増加で利下げ期待が再燃し、寄り付き後、上昇。ソフトランディング期待を受けた買いも続いたほか、長期金利の低下で、ハイテクも底堅く推移し相場全体を支援。終日堅調に推移した。終盤にかけダウは上げ幅を拡大し終了。
米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は上げ幅を広げ、38741.88円と25日移動平均線と75日移動平均線を一時上回る場面が見られた。ただ、買い一巡後、225先物が上げ幅を一気に縮小したことで日経平均も上げ一服。前引けにかけては寄付きの水準でのもみ合いとなった。なお、寄付きに算出された5月限オプション特別清算指数(SQ)は38509.47円(市場推定)。
日経平均採用銘柄では、決算発表などが材料視されてダイキン<6367>が急伸したほか、神戸鋼<5406>も今期最終増益予想が好感されて買われた。また、バンナムHD<7832>、SUMCO<3436>、コナミグループ<9766>、味の素<2802>も決算が材料視されて上昇。日本郵船<9101>、川崎重<7012>、商船三井<9104>、三菱商事<8058>が買われた。
一方、今期業績見通しが物足りないと評価されたスクリーンHD<7735>が大幅安となったほか、日本製鉄<5401>も今期純利益見通しが市場予想を大幅に下回ったことで売られた。また、パナHD<6752>は今期最終減益見通しが嫌気された。このほか、旭化成<3407>、トヨタ自<7203>、村田製作所<6981>、日本精工<6471>が売られた。
業種別では、海運業、その他製品、石油・石炭製品、鉱業、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、輸送用機器、その他金融業、電気機器、非鉄金属の4セクターのみ下落した。
後場も引き続き取引時間中に発表される決算に注目が集まる。12時台には、東洋水産<2875>、IIJ<3774>、13時台には、日空調<1952>、扶桑薬<4538>、旭コンクリ<5268>、シンフォニア<6507>、第四北越FG<7327>、阪和興<8078>、住友倉庫<9303>、ヤマタネ<9305>、14時台には、三住道路<1776>、大和ハウス<1925>、明治HD<2269>、ステラケミファ<4109>、BML<4694>、ニチレキ<5011>、宮越HD<6620>、スターゼン<8043>などが予定されている。
■ドル・円はしっかり、ドル買い継続
10日午前の東京市場でドル・円はしっかりの値動きとなり、155円26銭から155円77銭まで値を上げた。米10年債利回りは底堅く、ドル買い地合いは継続。一方、日経平均株価は上げ幅縮小も堅調を維持し、日本株高を好感した円売りに振れやすい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円26銭から155円77銭、ユーロ・円は167円42銭から167円84銭、ユーロ・ドルは1.0773ドルから1.0785ドル。
■後場のチェック銘柄
・クオンタムソリューションズ<2338>、じげん<3679>など、12銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはダイキン<6367>、同2位はコナミ<9766>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・3月家計支出:前年比-1.2%(予想:-2.3%、2月:-0.5%)
・日・3月経常収支:+3兆3988億円(予想:+3兆4546億円、2月:+2兆6442億円)
【要人発言】
・鈴木財務相
「為替水準についてはコメントを控える」
「為替水準、適切かどうかを言えば不測の影響を与える」
「為替の動向を注視しており、必要なら適切に対応する」
<国内>
・14:00 4月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:50.3、3月:49.8)
<海外>
・15:00 英・1-3月期GDP速報値(前年比予想:0.0%、10-12月期:-0.2%)
・15:00 英・3月鉱工業生産(前月比予想:-0.5%、2月:+1.1%)
・15:00 英・3月貿易収支(予想:-144.00億ポンド、2月:-142.12億ポンド)
<CS>
・日経平均は反発、買い一巡後は上げ幅縮小する展開に
・ドル・円はしっかり、ドル買い継続
・値上り寄与トップはダイキン<6367>、同2位はコナミ<9766>
■日経平均は反発、買い一巡後は上げ幅縮小する展開に
日経平均は反発。前日比237.65円高(+0.62%)の38311.63円(出来高概算10億5000万株)で前場の取引を終えている。
9日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は331.37ドル高(+0.85%)の39387.76ドル、ナスダックは43.51ポイント高(+0.27%)の16346.27、S&P500は26.41ポイント高(+0.51%)の5214.08で取引を終了した。週次失業保険申請件数の増加で利下げ期待が再燃し、寄り付き後、上昇。ソフトランディング期待を受けた買いも続いたほか、長期金利の低下で、ハイテクも底堅く推移し相場全体を支援。終日堅調に推移した。終盤にかけダウは上げ幅を拡大し終了。
米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は上げ幅を広げ、38741.88円と25日移動平均線と75日移動平均線を一時上回る場面が見られた。ただ、買い一巡後、225先物が上げ幅を一気に縮小したことで日経平均も上げ一服。前引けにかけては寄付きの水準でのもみ合いとなった。なお、寄付きに算出された5月限オプション特別清算指数(SQ)は38509.47円(市場推定)。
日経平均採用銘柄では、決算発表などが材料視されてダイキン<6367>が急伸したほか、神戸鋼<5406>も今期最終増益予想が好感されて買われた。また、バンナムHD<7832>、SUMCO<3436>、コナミグループ<9766>、味の素<2802>も決算が材料視されて上昇。日本郵船<9101>、川崎重<7012>、商船三井<9104>、三菱商事<8058>が買われた。
一方、今期業績見通しが物足りないと評価されたスクリーンHD<7735>が大幅安となったほか、日本製鉄<5401>も今期純利益見通しが市場予想を大幅に下回ったことで売られた。また、パナHD<6752>は今期最終減益見通しが嫌気された。このほか、旭化成<3407>、トヨタ自<7203>、村田製作所<6981>、日本精工<6471>が売られた。
業種別では、海運業、その他製品、石油・石炭製品、鉱業、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、輸送用機器、その他金融業、電気機器、非鉄金属の4セクターのみ下落した。
後場も引き続き取引時間中に発表される決算に注目が集まる。12時台には、東洋水産<2875>、IIJ<3774>、13時台には、日空調<1952>、扶桑薬<4538>、旭コンクリ<5268>、シンフォニア<6507>、第四北越FG<7327>、阪和興<8078>、住友倉庫<9303>、ヤマタネ<9305>、14時台には、三住道路<1776>、大和ハウス<1925>、明治HD<2269>、ステラケミファ<4109>、BML<4694>、ニチレキ<5011>、宮越HD<6620>、スターゼン<8043>などが予定されている。
■ドル・円はしっかり、ドル買い継続
10日午前の東京市場でドル・円はしっかりの値動きとなり、155円26銭から155円77銭まで値を上げた。米10年債利回りは底堅く、ドル買い地合いは継続。一方、日経平均株価は上げ幅縮小も堅調を維持し、日本株高を好感した円売りに振れやすい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円26銭から155円77銭、ユーロ・円は167円42銭から167円84銭、ユーロ・ドルは1.0773ドルから1.0785ドル。
■後場のチェック銘柄
・クオンタムソリューションズ<2338>、じげん<3679>など、12銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはダイキン<6367>、同2位はコナミ<9766>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・3月家計支出:前年比-1.2%(予想:-2.3%、2月:-0.5%)
・日・3月経常収支:+3兆3988億円(予想:+3兆4546億円、2月:+2兆6442億円)
【要人発言】
・鈴木財務相
「為替水準についてはコメントを控える」
「為替水準、適切かどうかを言えば不測の影響を与える」
「為替の動向を注視しており、必要なら適切に対応する」
<国内>
・14:00 4月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:50.3、3月:49.8)
<海外>
・15:00 英・1-3月期GDP速報値(前年比予想:0.0%、10-12月期:-0.2%)
・15:00 英・3月鉱工業生産(前月比予想:-0.5%、2月:+1.1%)
・15:00 英・3月貿易収支(予想:-144.00億ポンド、2月:-142.12億ポンド)
<CS>
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