大引けの日経平均は前日比6.76円安の29914.33円となった。東証1部の売買高は12億
5284万株、売買代金は2兆5794億円だった。セクター別では鉱業、鉄鋼、空運業、精密機器、電気・ガス業などが下落率上位に並んだ。一方、医薬品、不動産業、陸運業、化学、水産・農林業などが上昇率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は64%、対して値下がり銘柄は全体の31%であった。
個別では、第3四半期のモメンタム鈍化が嫌気されたツルハHD<3391>や、柏崎刈羽原子力発電所に設置されていた監視装置が故障していた伝えられ、原発再稼働を巡る不透明感が高まった東京電力HD<9501>が大幅に下落。また、国内証券による投資判断の格下げがあったオハラ<5218>も大きく売られた。中国において計画している大規模都市開発に関わる一部報道が嫌気されたとみられる宮越ホールディングス<6620>は東証1部の下落率トップとなった。そのほか、売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、楽天<4755>、村田製作所<6981>、エムスリー<2413>、Zホールディングス<4689>、KDDI<9433>、JAL<9201>、テルモ<4543>などが下落した。
一方、想定以上の好決算や株主還元策が評価されたアスクル<2678>、業績上方修正で一転営業増益見通しとなったパイプドHD<3919>などがそれぞれ急伸。同様に業績関連を手掛かりにGCA<2174>、キャリアDC<2410>なども大きく買われた。そのほか、売買代金上位では、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>、武田薬品<4502>、日本電産<6594>、ダイキン<6367>、アドバンテスト<6857>、信越化学<4063>などが買われた。
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